日本選手権最終日に相応しい白熱した試合と素晴らしい演技が連発!

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女子1m飛板飛込 優勝 宮本葉月(近畿大学/高知SC)・2位 藤原ゆりの(立命館大学)・3位 金戸華(セントラル)

第1試合の女子1m飛板飛込では、2017年からこの競技で優勝を続けている宮本選手が独走。他の選手との違いは、流れない放物線と演技を締めくくる入水のインパクトである。見事、今年も圧巻の演技で優勝を飾り、日本選手権3連覇を達成した。2位にはこちらも初の表彰台となった藤原選手。美しい空中フォームと入水ラインが素晴らしかった。3位には力強い板踏みと見栄えのある放物線で演技をまとめてきた金戸華選手が、3年ぶりに1m飛板飛込で表彰台に戻ってきた。



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男子高飛込 優勝 玉井陸斗(JSS宝塚)・2位 山田周汰(筑波大学)・3位 萩田拓馬(静岡ビル保全)

メーンイベントとも呼べる男子高飛込では、4月の日本室内選手権で新星の如く高得点で優勝した玉井選手に注目が集まった。その期待に応えるように高難易度の演技をノースプラッシュ連発。日本室内選手権を超える得点合計での優勝であった。2位はユニバーシアード4位、インカレ優勝とグングン実力を上げている山田選手が持ち前の美しい入水で初の日本選手権表彰台に上がった。この競技では常に上位であるベテラン萩田拓馬が2位争いの末、2点差で山田に2位を譲る3位であったが、年齢を感じさせない高難度でスピード感のある演技を見せてくれた。



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男子シンクロナイズド高飛込 優勝 西田玲央(近畿大学/大阪水泳学校)・金子舜汰(セントラル/早稲田大学) 2位 村上 和基(JSS白子/三重県体育協会)・伊藤洸輝(JSS宝塚/日本大学) 3位 金戸快(セントラル/日本大学)・井戸端和馬(大阪水泳学校)


どのペアが優勝してもおかしくない実力揃いのペア4組が出場した男子シンクロナイズド高飛込は、予想通りの熾烈な優勝争いが展開された。後半になって優勝した西田選手・金子選手のペアが一歩リード。しかし、最終演技では、どのペアも高得点を連発し優勝に迫る追い上げを見せる大変見応えのある試合展開であった。優勝した西田選手・金子選手は、今回、初めてペアを組んで出場したが、短期間で仕上げたとは思えない同調性とキレのある演技であった。


女子シンクロナイズド高飛込 長澤明生・漆間陽波乃(日本体育大学)

男子と同時開催で実施された女子シンクロナイズド高飛込は、2組のエントリー、更に1組のみの出場であったため、公開競技となったが、会場の注目を一身に集め、力強い演技を披露してくれた。まだ荒削りだが、個人では常に上位争いをする2人だけに、今後の成長が楽しみである。


2020年東京オリンピック前、最後の日本選手権は、ハイレベルな熱戦が繰り広げられ、大いに盛り上がった大会で幕を閉じた。いよいよ来年はビックイベントである地元、日本で開催されるオリンピックイヤーだ。現在、内定を得ている選手に加え、今後、更に、本大会に出場した選手の中から必ずオリンピアンが誕生し、日の丸を背負って戦うこととなるだろう。
このような素晴らしい大会を影で準備し、支えてくださった本大会実行委員会の皆さま。主管となって長期に渡り準備してくださった石川県の皆さま。実り多き大会を開催してくださって、本当にありがとうございました。そして、何より、私たちに素晴らしい演技と、たくさんの期待と希望を与えてくれた選手たちに心から感謝を申し上げたい。