いよいよ最終日を迎えた夏の全国JOCジュニアオリンピックカップは、3競技種目が行われた。


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第1試合は12〜13歳男子1m飛板飛込が開催された。
優勝は、高飛込でも他を引き寄せない高得点を連発した玉井陸斗(JSS宝塚)が1m飛板飛込でも2位以下に大きな差をつけて優勝し、2冠を達成した。
2位は最終演技まで共に小松ダイビングクラブの二羽修万と杉本琉音が素晴らしい演技をし、僅差で争っていたが、最終演技で杉本選手の入水の乱れもあり二羽選手に軍配が上がった。しかし、杉本選手の最終演技105Cの放物線と宙返りのスピードはすばらしかった。二羽選手は、高飛込で杉本選手に一歩及ばなかったがこの1m飛板飛込では、杉本選手に競り勝つ形となった。


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第2試合は14〜15歳女子3m飛板飛込が行われた。
このグループの高飛込で優勝した佐々木音華(米子DC)が序盤からこの試合を牽引する試合展開であったが、大分DCの望月来華が点差をあけず後を追っていた。最終演技種目で互いに305Cの勝負となり、望月選手の305Cが高得点を叩き出し、最後の最後で順位の逆転を果たし優勝した。
2人とも制限選択飛びから素晴らしい演技を披露し、大いに会場を沸かせた。
3位には、制限選択飛びから美しいフォームと入水ライン、また、高さのある演技が印象的だった松田心杏(いいね金沢)が入った。高飛込ではコンマ差で4位と表彰台を逃していたが、今回は、4位以下を大きく突き放す3位であった。


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今大会最終試合は16〜18歳男子高飛込。序盤から全体的に荒れた演技が多い展開であったが、終盤、8点を超える演技が連発。終盤に演技を整えてきた坂田慈央(取手二高)が優勝。3m飛板飛込で表彰台を逃していただけに、その悔しさを晴らす形となった。
2位にはダイナミックな演技が定評の遠藤拓人(JOCEA)が入り、3m飛板飛込の優勝に続き3年生として最後のJOで表彰台に上がった。
3位は、東村岳矩(京都DC)。序盤から美しいノースプラッシュを連発。会場を大いに沸かせ、今シーズン全国大会初めての表彰台を飾った。


最優秀選手賞 男子 玉井陸斗(JSS宝塚)
       女子 荒井祭里(JSS宝塚)

優秀選手賞  男子 春日瑛士(三重DC)
       女子 安田舞 (JOCEA)

団体総合   優勝  JSS宝塚
       準優勝 小松ダイビングクラブ
       



4日間にわたる競技会が無事終了しました。
大阪水泳協会の皆さまをはじめとする役員の皆さま、近畿を中心とする近県も含めた多くの方々が一丸となってこの大会を成功に導いてくださいました。長きに渡り、大阪で開催させていただいていることを改めて感謝申し上げます。
また、観客席には多くの方々が応援に駆けつけてくださり、大変な盛り上がりを見せました。
ジュニア世代のエネルギーを改めて感じた本大会になったと思います。
この盛り上がりが次の国体や日本選手権、そして、日本代表に良いバトンを渡せたことでしょう。引き続き、飛込選手たちの活躍をご声援ください!