⚫︎女子12-13歳  1M飛板飛込
24名の選手が出場した。
制限選択4本では大差はつかなかったが自由選択に入るとしっかり板を踏む、小さな抱え型、よく締まったエビ型、宙返りの伸ばしがしっかりしている演技で差が出るようになった。中でも一昨日の高飛込を制している佐々木音華(米子DC)の勝負強さが際立った。屋外プールしかない環境を物ともせずとにかく基礎基本やトレーニングを積んで作り上げた演技に惜しみない拍手が送られた。2位には基礎がしっかり出来た演技をした大内晴名(佐賀DC)が入り、3位はキレイな身体のラインを生かした美しい演技を見せた小板橋咲良(群馬DC)が入った。

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⚫︎第2試合  男子 14-15歳  高飛込
世界ジュニア選手権代表の坂田慈央(ジョイフル)と伊熊扇李(JSS宝塚/浜松学院)の一騎打ちとなった。制限選択はノースプラッシュの嵐で伊熊が坂田慈央を28点引き離した。しかし自由選択に入ると伊熊にやや入水の乱れが見られ坂田慈央が徐々に差を詰めて行った。しかし後一歩届かず伊熊が2冠を達成した。自由選択だけの点数なら坂田慈央のほうが9点上回っており今後の2人の成長が楽しみだ。3位には今季身体も演技も大きな成長を見せた坂田麗鳳(高岡SC)が入った。

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⚫︎第3試合  女子16-18歳  3M飛板飛込
14名の選手が出場。インターハイとほぼ同じ顔ぶれの選手らが表彰台を競った。安田舞(JOCエリートアカデミー)が好演技を続け3本を終えた時点で他の選手を引き離していたが4本目の405Cをオーバーし2位との点差は15点弱まで詰まった。ラスト1本の5335Dを普通に飛べば問題なく優勝であったが助走が前にかかったことで回転がかからずほぼ失敗演技に終わり順位を大きく下げてしまった。優勝したのは長澤明生(富山国際大付)でミスを最小限に抑えたのが勝因。2位には2群、3群を決めた若林佑希子(愛工大名電高)、3位は近藤花菜(群馬DC)だった。

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⚫︎男子飛板シンクロ
グループA飛板で1位、2位の金子舜汰(セントラルスポーツ/青山学院)と遠藤拓人(JOCエリートアカデミー)ペアが演技点、同調点の両方で質の高い演技をし危なげなく優勝した。

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⚫︎女子飛板シンクロ
先月の世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得した安田舞、金戸凜(セントラルスポーツ/日出中学)のペアは国内でも簡単では負けなかった。特に最初の2本の指定選択では世界トップレベルの素晴らしい同調性を見せた。自由選択では入水に乱れがあったが更に質を上げて来月の日本選手権に期待したい。

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