大会2日目は4種目の試合が行われた。
⚫︎第1試合 女子9-11歳 1M飛板飛込
体重の少ないこの年齢は飛板を踏むこなすのが難しいが19名の選手たちが精一杯のジャンプで元気な演技を披露してくれた。
この試合は1位から4位までJSS宝塚チームが独占する結果となった。正確な助走、踏み切り、フォームと基礎基本を徹底的に仕込まれた演技は他を圧倒した。特に優勝した山村榎鈴の踏み切りは力強く日頃のトレーニングの賜物だといえよう。2位は柴崎佑奈、3位は横山結衣だった。
⚫︎第3試合目 女子14-15歳 高飛込
この試合には19名の選手が参加。
全国中学選手権3連覇の金戸凜(セントラルスポーツ/日出中学)を全国中学2位の山崎佳蓮(高知SC)が追う展開。2人は素晴らしい制限選択飛を見せ会場を盛り上げた。自由選択飛に入ると山崎が205Cをショートするミス。続いて金戸も407Cを大オーバーとミスが続いたが2人ともラストの演技を何とかまとめた。3位には熊木蘭(群馬DC)がミスを最小限にとどめて入り、上位3位までは全国中学選手権と同じ顔ぶれとなった。
⚫︎第4試合 男子3M飛板飛込
15名の選手が出場。出場メンバーはインターハイと同じ顔ぶれではあったがそれを超えるようなシビれる試合展開となった。
1本目から絶好調だった遠藤拓人(JOC エリートアカデミー)は今季の不調を吹き飛ばすような素晴らしい演技を続け5本目まではトップを譲らなかった。それをじわじわと追いかけていた金子舜汰(セントラルスポーツ/青山学院)が6本目の演技を決めて後に飛ぶ遠藤を待つ展開。ラストは遠藤が今季から取り入れた5154B。よく板を踏みこれは決まったかと思えたが入水が流れその瞬間優勝が消えた。金子はインターハイ3位だったが自由選択飛だけの点数では1位であった。それがまぐれではないことを今大会で証明した形となった。3位にはインターハイ優勝の西田玲雄(大阪水泳学校)が入った。