2018年カナダグランプリ大会は、カナダのカルガリーで5月10日から4日間行われた。

大会初日、女子3M飛板においては予選敗退、男子高飛込では準決勝敗退と波に乗れず悔しい結果に涙を飲んだ。

2日目、男子3M飛板予選では寺内健と坂井丞(ともにミキハウス)が順調に準決勝へと駒を進めた。寺内はグループの中でも際立った安定度を見せ審判員を魅了、採点もすべての演技で8点を出す好演技で1位通過した。一方で坂井は307Cの助走で助走が前にかかりショート。この失敗が響きグループの4位で決勝へは進めなかった。
女子高飛込予選では三上紗也可(米子DC)が好調、5位で予選を通過したものの準決勝直前に肘を痛め大事をとって棄権した。同じく荒井祭里(JSS宝塚)は予選の入水が乱れ14位だったが、三上の棄権により13位の選手が繰り上がるはずが会場におらず、14位の荒井が準決勝に出ることとなった。しかし、試合直前に13位の選手が現れ、結局7人で準決勝を行うこととなり、リズムをつかめなかった荒井はグループの7位で準決勝敗退となった。

3日目、男子3M飛板シンクロと男女ミックスシンクロ高飛込が行われた。男子飛板シンクロでは非常に力の拮抗した戦いとなったが、寺内と坂井の熟練した2人の丁寧な演技が高得点につながり4位に食い込んだ。
男女ミックスシンクロ高飛込では急きょ村上和基(JSS白子)と荒井祭里が組んだが、練習不足が否めず4組中4位に終わった。

大会最終日、男子3M飛板決勝が行われた。この日の寺内は最高の演技を重ねて3位に。ようやく日本チームにメダルをもたらせてくれた。寺内の評価は素晴らしく、彼の年齢での表彰台は過去になかったのではなかろうか。各国の指導者・選手から称賛の声をかけてもらっていた。

この大会では、シンクロ競技に対して以前から危惧していた課題が突きつけられた。リザーブ選手を準備しておかないと本番の2020東京オリンピック大会では同じようなケースが発生することがあり得るだろう。シンクロ競技は所属ありきではなくナショナルチームで管理し強化を図る必要性を強く感じる大会となった。

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