10月7日(土)〜9日(月)まで、ナショナルトレーニングセンターと千葉国際水泳場にて、エリート小学生合宿が行われた。


全国JOC夏季大会の結果を元に、今年度は男子2名、女子2名と少々寂しい人数ではあったが、きめ細やかに指導が行き届き、多くの刺激のシャワーを浴びる事ができた。
初日は栄養指導からスタート。各自の食に関する課題と、遠征先でのコンビニなどの効果的な使い方について学ぶ事ができた。


トランポリン場では基本動作を再確認し、前宙返りと後宙返りについて共通理解を深めた。小学生が今後直面する高難度種目に対応できるための対策である。


コアトレーニングでは、JISSの指導員の元、専門家による競技に即したトレーニングを学んだ。


2日目は日本最高の体操場にて朝練習からスタート。早朝より互いに刺激し合いながら体を動かした。
次に、今後世界で戦う大切な一環として、英会話を学習。今回は日常会話に加え、飛込の専門的な会話についても学習。


他競技見学では、卓球競技を見学。張本選手、石川選手など、世界ランカーの練習とオーラ、また、競技に対する姿勢を目の当たりにした。
午後からはJISSの指導員による、瞬発力を高めるトレーニングを学んだ。


講義では、金戸恵太コーチより、ジュニア期において大切な事を学んだ。後半では質問の時間を設け、コミュニケーションスキルの向上も図ることができた。
2日目最終プログラムでは、体操場を使い飛込競技の専門トレーニングを。選手は日頃使用しない筋肉にも刺激を入れ、悪戦苦闘しながら声を掛け合い最後までやりきった。
最終日は千葉国際水泳場に移動し、プール練習を行った。アライメント、股関節の使い方、空中フォーム、力の方向など、2日間で学んだ事をプールにて再確認した。

短い期間であったが、参加スタッフ、トレーナー、講師、そして素晴らしい施設での練習はテーマの一つである『気づき』が沢山転がっていたに違いない。今後は選手たちがこの気づきから日常の練習・行動を見つめ直し、自覚と世界で戦う覚悟が養われたと信じている。

今年もこのような合宿を実施することができ、関係各位に感謝します。ありがとうございました。


エリート小学生担当
茶木康寛