大会6日目はグループB男子3M飛板飛込とグループA女子高飛込が行われた。

グループA女子高飛込予選には26名の選手が出場。日本の佐々木那奈と板橋美波(ともにJSS宝塚)が得意とするこの種目に大きな期待がかかった。
佐々木は制限選択飛の入水をきっちりと決めて171点。その後の自由選択飛でも大きなミスなく予選を3位で通過し夜の決勝へと進んだ。
一方板橋は制限選択飛で苦戦した。201Bと301Bがオーバーして制限選択飛で148点。制限選択飛の点数はそのまま決勝へと持ち越されるのでとても大事なポイントとなる。自由選択飛は無難にまとめ決勝でのリベンジに賭けた。
決勝では佐々木が1本目、得意の405Bで足が台先に当たってしまった。入水はノースプラッシュだったものの減点。しかしその後は素晴らしい演技を続け、特に6243Dでは72点を叩き出した。ラストの演技ではトップを行くドイツ選手を追って佐々木とイギリス、カナダの3選手が表彰台を争ったが、佐々木が5235D(DD2.8)なのに対し他国勢は2人ともが5253B(DD3.2)を飛び、それを決めてきた。その結果、佐々木は悔しい4位となった。
板橋は決勝では107Bを109Cに種目変更して注目を浴びた。予選のあとに板橋が109Cの練習を始めるとあちらこちらにカメラを構えて録画する選手とコーチらの姿が見られた。板橋は407Cを無難にまとめると続く207Cはややオーバー目でこらえた。3本目の109Cでは素晴らしい宙返りをしてややオーバー目に入水して68点。会場からは大きな拍手がおくられた。ラストに5253Bを決めたものの終わってみるとトップと14点差の悔しい6位。ダブル表彰台を狙った佐々木と板橋だったが2人ともが涙を飲む結果となった。


グループB男子3M飛板飛込予選には32名の選手が出場。日本からは遠藤拓人(JOCエリートアカデミー)と山本馨(大分DC)が決勝を目指した。
遠藤は前日の高飛込とは打って変わり、堂々の演技をした。若干の入水角度のズレはあったものの大きなミスなく夜の決勝へと勝ち進んだ。
一方、山本は昨日の高飛込での失敗を胸に攻めの演技に徹したが入水を決められずに苦戦。初めての世界大会での予選突破はならなかった。
決勝では他国勢が予選よりもはるかに良い演技をした。遠藤は上位入賞を狙ったが、動きに硬さが見られ試合の雰囲気に飲まれた印象を受けた。本人も試合後に「決勝の雰囲気にのまれてしまった」と悔しい表情。自分の得意とする種目に対する思い入れの強さが過度の緊張を生んでしまったようだ。その結果10位であった。
勝ったのはロシアのルスラン・テノボイ選手。小柄ながら正確な板踏みと鋭い入水で、難易度で勝る中国の選手との勝負に競り勝った。

明日の4日は大会最終日。
グループB女子3M飛板飛込には荒井祭里(JSS宝塚)、グループA男子高飛込では西田玲雄(大阪水泳学校)がメダルを狙う。