第21回世界ジュニア選手権は3日目を迎え、3種目が行われた。

グループB女子高飛込予選はミスの目立つ試合となった。自由選択飛は3本と少ない中、205Bと305C(10M)を選択している選手がかなり多く、これを大きくオーバーしたりショートさせるミスが多く見られ予選は大混戦だった。
日本の荒井祭里(JSS宝塚)は、優勝を狙えるほどの実力をつけて今大会に臨んだ。制限選択飛はやや水切れが悪かったものの自由選択飛をまとめて3位で夜の決勝へ。
決勝では地元の応援が盛り上がる中1本目の405Bで素晴らしいノースプラッシュを出し順位を2位に上げ一気に観客を味方にした。次の107Bは練習で苦労していたが高さも軽さもベストと言える演技をして入水角度をきっちりと決め2位をキープ。しかし勝負が決まるラストの5235Dでは入水にブレが生じ、ノーミスで演技を続けたウクライナの選手に抜かれてしまった。しかし、立派な演技と銅メダル獲得に大きな拍手を送りたい。

なお、FINAのホームページの記事は以下の通り。




グループA女子1M飛板飛込予選では身体の大きな選手がよく板を踏んで高さのある演技をし、正確な演技をする中国選手が苦戦する展開となった。
日本の宮本葉月(高知SC)は小柄ながら持ち味のスピード溢れる演技で勝負をかけたが、1本目の助走でアクシデントに近いミスをしほぼ0点からのスタートとなってしまった。9本の演技構成だがさすがに世界大会だけあり1本少ない状態では歯が立たず、懸命に追い上げたが20位に終わった。
優勝したのはイギリスのカトリーヌ・トランス選手で、170センチを軽く超える長身と豊富な筋肉量の恵まれた体格の持ち主。ハードルとジャンプの高さには目を見張るものがあり、その演技に審判員も圧倒された。世界のトップと言われる中国も欧米人選手の演技の大きさに勝てずこの種目では予選落ちしている。
ダイナミックな演技をする欧米人選手と正確な演技をする中国人選手。シニアのクラスではどんな戦いがなされるのか今から楽しみである。

夜8時過ぎから行われた男子3Mシンクロには16チームが出場。どの国もよく練習を積んでおり、ジュニア期からシンクロに取り組ませることの大事さが見て取れた。感心するのはハードルのスタイルを国で統一していること。助走の形が違うとシンクロする時に苦労するがハードルの形を統一するとシンクロチームの補欠メンバーを揃えることも簡単だと思われる。
勝ったのは地元ロシア。正確な演技と息を飲むような美しい飛び込みで観客をうならせた。なお、日本からは伊藤と遠藤が出場予定だったが練習で伊藤が足を負傷し大事をとって棄権した。

大会4日目の12月1日はグループB男子1M飛板飛込とグループA女子3M飛板飛込が行われる。日本からは遠藤拓人と板橋美波、宮本葉月が出場する。