東京辰巳国際水泳場で開催されていたアジア選手権は20日、最終日を迎えた。日曜日ということもあり、会場は大勢の観客で賑わった。
この日行われたのは女子飛板飛込シンクロと男子高飛込。

女子飛板シンクロでは中国のペアが段違いの実力を発揮した。しなやかかつダイナミックな動きでしっかりと飛板をしならせ、高さ、スピード、入水まできっちり合わせ、ため息が出るような演技を披露した。手先からつま先までピシッと意識の届いた「美しい飛込」に観客席では割れんばかりの拍手が起こった。
地元の大歓声の中、中学生ペアの安田舞と金戸凜は、前半2本の指定選択飛で息の合った美しい演技でトップの中国ペアにピタリとつけた。自由選択飛ではやや入水に乱れが出て点数が伸びない場面があったが、これまでの練習で積み上げてきたことを出し尽くした2人に大きな拍手が送られた。これからも2人切磋琢磨して大きく成長してもらいたい。




最終種目は男子高飛込。大会の花形であるこの種目では、前評判から中国の2人の選手の演技に注目が集まった。
その1人 YANG JIAN は過去に109Bで10点満点の123点という世界最高得点を出したことのある選手で、彼が台の上で構えると関係者らが動画を撮る姿があちらこちらで見られた。
この2人は特に後ろ宙返りの入水が素晴らしく、207Bと626B、307Cでは9点から10点という得点を出し観客席ではどよめきが起こった。観客たちは彼らの演技に魅せられ大きな拍手を送った。
翼ジャパンからは大久保柊と岡島太一が出場。世界のトップに食らいついたが、2人とも動きに硬さが見られ本来の演技をすることができなかったようだ。
日本選手権2連覇の岡島は試合前の不調で心配されたが試合は何とか持ち直した。全般的に踏み切りが流れたことで入水にブレが生じなかなか高得点には繋がらなかったものの、辛抱の飛込を続け銅メダルを獲得。これで翼ジャパンのメンバー12名全員のメダル獲得が決まった。
大久保は109Cに挑戦したが回転不足でショート。その後は207C、5253B、307Cを無難に決めなんとか追い上げたが順位を上げられず4位。ほろ苦い個人戦デビューとなった。


写真提供  PICSPORT

今回の大会を通して翼ジャパンの選手たちそれぞれに課題が見えたことだろう。
東京オリンピック2020大会までの間にこの課題をどうクリアしていくのか。その壁を選手とコーチ、そしてすべてのスタッフが力を合わせて登っていく覚悟を問われた大会となったのではないだろうか。


最後に、大会を運営してくださった関係者の皆さま、素晴らしい英語のアナウンスを1人でこなした山下藍奈氏、審判団の皆さまに心からの御礼を申し上げます。ありがとうございました。
そして応援してくださった皆さま、心に届く応援をありがとうございました!

翼ジャパンスタッフ一同