ブラジルのリオデジャネイロで開幕したワールドカップ初日は、女子高飛込シンクロと男子飛板飛込シンクロの予選と決勝が行われた。
女子(佐々木那奈・荒井祭里ともにJSS宝塚)は予選では緊張からか動きに硬さが見られたが、決勝では調子を上げた。
予選9位でスタートしたが、決勝3本を終えた時点で3位まで順位を上げた。しかし、ラストの捻りの演技でミスが出てしまい予選と同じ9位となり、オリンピック出場権を得ることができなかった。

ラストラウンドでは遠くで雷が鳴り稲妻が見られ雨が降り出したが、あと3組で試合が終わるという場面で、なんと停電するというアクシデントが起こった。
コンピュータ関係やマイク、大画面など全てがダウンしてしまい、結局残りの3組はマイク無しで審判長が大声でコールして演技をし、競技役員たちが点数を手計算するという前代未聞の展開となった。長い時間リザルトが出ず、関係者はしばらくの間、不安な時間を過ごした。
結果、残りの4枠はマレーシア、イギリス、アメリカ、メキシコが獲得した。


男子飛板シンクロでは予選を8位通過した日本勢(寺内健・坂井丞)。
決勝前の練習はかなりの大雨で会場も寒くなった。そんな中、決勝が始まる直前には雨が上がり無事に決勝がスタート。日本チームは少々のズレはあったものの自分たちのリズムを崩さず演技を終えたが、わずか6.69点足りずに8位となり、オリンピック出場権獲得はならなかった。




今回の男子飛板シンクロでは予選から0点を出すチームが2カ国あり、男子の高難易度種目における助走の難しさを浮き彫りとなった。決勝でも1カ国が0点を出してしまった。
好調だったのは優勝したドイツ。少々の助走のミスをミスとせずに堂々とした演技で中国をかわした。中国は途中珍しくミスがでて2位に甘んじた。
すでにオリンピック出場権を獲得しているイギリスには余裕があったが、同じ立場のロシアはミスが多く、特にラストラウンドの109Cにおいて金メダリストのザハロフ選手がジャンプの際に膝がガクッと抜けてしまったことでまさかの11位という結果となった。
新たにオリンピック出場権を獲得したのはドイツ、メキシコ、イタリア、アメリカの4カ国だ。

大会2日目の20日は、10時から女子飛板飛込シンクロ予選に渋沢小哉芳(セントラルNEXT21)と金戸華(日出高等学校)が、15時半から始まる女子高飛込予選には板橋美波と佐々木那奈(ともにJSS宝塚)が出場する。