第91回日本選手権飛込競技大会が東京辰巳国際水泳場で開幕した。この大会は文字通り今年の日本一を決める大会である。またこの大会後にナショナルチーム、スカッドチームなどの再編がなされることになっている。



男子1M飛板飛込では高校3年生の須山晴貴(松江DC)が初優勝した。大きなミスはなかったがよく動けており安定していた。2位の池田匠見(日本大)も安定していたがやや板からの距離が遠めだったことで高得点を逃した。3位にはミスの少なかった千歩純一(日体大)が入った。




















優勝した須山






















女子3M飛板飛込ではややミスはあったものの安定していた板橋美波(JSS宝塚)が優勝した。そして今年は渋沢小哉芳(セントラルNEXT21)と馬淵優佳(JSS宝塚)の2人が同点2位という珍しい結果となった。やや不調気味の渋沢はパーソナルベストからは遠い点数となったが、馬淵は難易度は低いがほぼミスのない演技であった。




















優勝した板橋美波























初日の最終種目は男女の飛板シンクロだ。2020年東京オリンピックで日本がこの種目において本気でメダルを取りに行くためには、このシンクロの強化が必須だ。しかし今回の試合の内容ではまだ課題が多そうだ。
男子は寺内健、坂井丞(ともにミキハウス)、女子は渋沢小哉芳と金戸華(日出)がそれぞれ優勝した。