秋田県立総合プールでは全国中学体育大会2日目の競技、男子高飛び予選と決勝、女子飛板飛込の予選が行われた。
男子高飛び決勝では、中学生の試合とは思えないようなレベルの高い演技が連発し、観客をしびれさせた。予選2位の山田周汰(静岡・浜松佐鳴台中)はラスト1本、5237D(3.3)で92点を超えるスーパーダイブ、最後に演技する西田玲雄(大阪・大阪市花乃井中)にプレッシャーをかけた。81点以上を出さねば優勝はない西田。そんな緊張した空気の中、昨年の世界ジュニア選手権の王者・西田は観客の期待をはるかに超える100点超えの演技を見せた。

過去に国内において1種目で100点を超える演技があっただろうか。しかも中学生の大会である。高レベルの試合を間近に見た飛び込み関係者はしばらくの間、興奮冷めやらぬ様子であった。























貫禄の優勝、西田玲雄

左から2位の山田、1位の西田、3位の中秀太郎(石川・安宅中)。


また、京都アクアアリーナではインターハイ2日目、男子飛板の予選と決勝が行われた。
優勝した須山晴貴(島根・松徳学院)は、高難易度の種目を揃えながらも予選、決勝と安定した演技を見せた。中でも決勝での407Cは80点を超える演技をし、他を引き離した。

優勝した須山晴貴。




















2位には森岡淳之介(徳島・城之内)が予選5位からの大逆転で表彰台に上がった。高さのある元気なジャンプは大勢の観客を引きつけたようだ。中でも407Cでは予選・決勝と2試合続けて70点代を出したことは素晴らしいの一言につきる。先日、リオデジャネイロ五輪の代表内定が決まった寺内健選手から407Cのコツを聞く機会があったようだが、日本のトップ選手からの言葉が選手たちにとっては忘れられない宝となるのだろう。

2位の森岡淳之介。




















左から2位の森岡、優勝した須山、3位となった佐々木康平(宮城・利府)。
















なお、試合のライブリザルトはこちらで見られます!
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