翼JAPAN

(公財)日本水泳連盟飛込委員会公式ブログ

2019年11月

シンガポールGP大会 最終日はメダルラッシュ

◉女子飛板飛込決勝
三上紗也可(米子DC)は決勝で2群、3群の飛び出しおよび入水の下肢の緩みが減点の対象となり得点を伸ばすことができなかった。しかしこの決勝では演技構成を変え、2020東京を見据えて準備している5154Bを取り入れ見事に評点8.0を獲得し、逆転3位を獲得することができた。2群、3群のミスを最小限にとどめ高難易度種目を決めたことは評価でき、今後に期待できると考える。
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◉男子高飛込決勝
男子高飛込は中国2名、ロシアのベテラン1名、メキシコ1名、プエルトリコ1名の曹操たるメンバーの高レベルな試合展開となった。中国をはじめ、今年度の世界選手権ファイナリストなど粒揃いであった。その中で玉井陸斗(JSS宝塚)は健闘し2位であった。特に評価できたのは5255Bの得点97.60のスパーダイブである。高難易度種目が安定してきた演技内容に加え、スーパーダイブを有する選手はいかなる状況でもコンスタントに実力が発揮できる。さらにミスを最小限に止めることで、まだまだ得点を伸ばすことがで、国際大会上位入賞きる可能性を秘めており楽しみである。
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◉女子シンクロ高飛込
女子シンクロ高飛込に出場した板橋美波・荒井祭里ペア(JSS宝塚)は、中国に次いで2位の成績であった。先週のマレーシアGPに続いて300点を超える得点で堂々の成績であった。怪我から復調した板橋は無難な演技を落ち着いてこなし、接戦を制する出来栄えであった。2019年3月に行われたワールドシリーズ相模原大会の得点および先週のマレーシアGPの得点を比較しても演技の完成度は高く、これからの日本のトップとして期待に応えることができる内容と考える。
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シンガポールGP大会2日目

◉女子高飛込準決勝、決勝
荒井祭里(JSS宝塚)の準決勝は昨日の予選での課題の種目を克服し安定した試合内容で中国選手2名に次ぐ全体の3位で決勝へ進んだ。
決勝でも中国2名との争いとなった。荒井は第1種目の405Bをほぼ完璧に演技し、評点9点のジャッジがなされ好調な滑り出しであった。その後305Cでもさらに完璧な演技、7人のジャッジのうち5人が9点、残り2人が8.5点を出すスパーダイブで会場を沸かせた。しかし難易度で勝るYixuan TANG(China)に常にリードを許し首位には届かず3位に終わった。これからの課題としては、いかにミスをなくしハイクウォリティの演技の再現性を高く維持できるかが重要なポイントであると感じた。更なる飛躍に期待したい。
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◉男子シンクロ高飛込
男子シンクロ高飛込に出場した西田玲雄(近畿大学/大阪水泳学校)・金子舜汰(早稲田大学/セントラルスポーツ)ペアの制限選択飛から個人技術や同調でもVery goodの領域で評価され、良好な内容であった。また自由選択飛の407Cでも宙返りのタイミングおよび入水のタイミング、切れとも申し分ない出来であり練習の成果が発揮された瞬間であった。課題としては自由選択飛びの個人技の完成度の向上が必要であると窺える。この試合では中国、GBR、ベテランのロシア共にシンクロ競技の完成度が高く、特に中国、GBRはジュニア選手でありながらよく揃った素晴らしい試合内容であった。各国の層の厚さを痛感している。


シンガポールGP大会初日の結果

◉男子飛板飛込予選
今回の大会の男子は高いレベルの選手が揃い良い演技が多々見られた。その中荒木宥図(NSP)の予選は朝早くからの試合となった。高等種目の307Cでは板を十分抑えきれずに前方に流れる手痛いミスをしてしまった。これが大きく結果に響き準決勝進出を逃した。練習量に裏付けされたパワーと持続性に課題があるがクセのない演技にこれからの成長が期待できる。
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◉女子高飛込予選
荒井祭里(JSS宝塚)は中国2名、オーストラリアについで4位で準決勝に進出した。205Bや5253Bでは評点8を得たが305Cでの飛び出し、そして回転スピードの不足が入水角度を損ない得点を伸ばすことができなかった。本来の入水のキレがあれば次の準決勝・決勝での成績が楽しみである。
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◉女子飛板飛込予選
三上紗也可(米子DC)は終始安定した内容で中国に僅差で迫り、3位で準決勝に進んだ。全ての演技を60点台にまとめることができ、安定感が印象的であった。さらに高さやスピード感を追求し準決勝・決勝での成績に期待したい。
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◉男子高飛込予選
男子高飛込も高レベルな試合展開となった。中国をはじめ今年度の世界選手権ファイナリストなど粒揃いであった。その中で玉井陸斗(JSS宝塚)は健闘し6位で準決勝に進んだ。特に評価できたのは109Cや5255Bなどの高難易度種目が安定してきたことである。いくつかの種目でミスが出てしまったが、コンスタントに実力が発揮できることが今後の課題となるだろう。また同種目に出場した山田周汰(筑波大学)はシンガポール入りしてから、後宙返り系の2群3群が定まらず苦慮し予選敗退であった。
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マレーシアGP大会 最終日

男子高飛込に出場した玉井陸斗選手(JSS宝塚)の予選は、朝9時からの競技開始にもかかわらず109Cを見事に決め会場を沸かせた。80点台の高得点にそのパフォーマンスの高さが光った。1日で予選・準決勝そして夜の決勝に繋げることは体力的にも精神的にもかなりハードであり、競技会強化としては価値ある経験であると考えられる。準決勝では109Cを決めきれず、点数を落としたが、その分207BではVery Good の領域の評点を出した。中国2名そしてメキシコの若手男子との争いと思われたが、決勝では結果中国勢1名を倒し堂々の2位であった。特に109Cや307Cでのスパーダイブが飛び出し、得点合計456.20と1位の中国選手と僅差であった。これからオリンピックに向けての予選会が続くが、その手応えを感じている。
同種目に出場した山田周汰選手(筑波大学)は現地入りしてから後ろ宙返り系の2群3群が定まらず苦慮したが、基礎ベースの飛び出しおよび入水技術の確認を行い見事予選207Cは圧巻のノースプラッシュをたたき出し、80点のスーパーダイブであった。また最近になって飛び出した307Cも無難に決めることができ上々の滑り出しであった。準決勝では予選の207C、307Cを決めきれず苦戦したが難易度の高い演技構成で準決勝を勝ち上がることができた。決勝でも207Cのノースプラッシュで善戦した。特に5237Dではみごとな水切れで会場を沸かせた。今後307Cの完成度を増せばさらに躍進するに違いない。次につながる試合内容であった。

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女子シンクロ高飛込に出場した板橋・荒井ペアは、中国に次いで2位の成績であった。怪我から復調した板橋美波(JSS宝塚)はまだ本来のキレやスピードが戻ってはいないが危なげない演技内容であった。一位中国ペアに3点差まで迫る試合展開であり、2019年3月に行われたワールドシリーズ相模原大会の得点を上回り良好な出来であった。何よりも今シーズン怪我で苦しんだ板橋美波選手の復調ぶりが嬉しく思えた。そして東京オリンピック内定を決めている荒井祭里選手(JSS宝塚)とのシンクロはきっと期待にこてえてくれると思われる内容であった。

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これでマレーシアグランプリが終了しました。
明日シンガポールに移動し週末グランプリに参加します。選手、スタッフ共にハードな遠征をこなしていますが、その成果は今後に生きてくると確信しています。
引き続き応援宜しくお願い致します。

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マレーシアGP大会 2日目

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男子高飛込シンクロで銅メダルの日本チーム

女子3m飛板飛込に出場した三上紗也可選手(米子DC)の予選は上体に力が入り、飛び出しのズレから入水が決まらなく精彩を欠いた。準決勝では予選での力のバランス修正を図ったが、まだ本来の高さある演技ではなく中国、ロシア、オーストラリアなどの選手がいる中、グループBの3位で決勝進出を決めた。決勝では107B、205Bなどの素晴らしい演技でマレーシアベテランのNG YAN YING選手と3位争いを展開した。そして最終種目5154B難易度3.4を初めて国際大会で選択し演技したが、完成度が足りず評点5に留まった。結果4位に甘んじ、僅か3点でメダルを逃した。東京2020を見据え、メダル争いを視野に入れ新たな挑戦であった。これからシンガポールGPに来週挑戦するが、今後も焦らず取り組んでほしい。

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男子シンクロ高飛込に出場した西田玲雄(近畿大学/大阪水泳学校)・金子舜汰(セントラルスポーツ/早稲田大学)ペアは、中国、マレーシアに次いで3位の成績であった。演技構成は充分戦える難易度を有しており、試合展開はマレーシアと終始競る緊張感あふれる内容であった。課題としては各個人の演技の完成度を高め、エクスキューション(技術評点)を高めることが重要である。シンクロナイズド(同調評点)は二人の息もあっておりまとまりは認めることができた。1演技種目毎の精度をあげることで再現性は向上すると思われる。今後が楽しみである。

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FINA グランプリ2019 マレーシア大会開幕

今回のマレーシアグランプリは15日よりクアランプール で開催されました。
本大会は参加13カ国 選手73名が集い、中国、オーストラリア、ロシア、フランスなど強豪国参加も参加しています。

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女子高飛込銅メダルの荒井祭里


第1日目は男子3m飛板飛込および女子高飛込の予選・準決勝・決勝が行われました。
男子3mに出場した荒木宥図選手(NSP)の予選は307Cの評点8や407Cを無難にこなし、高難易度種目を決め全体の5位で予選通過を果たしました。助走が前に流れ板に乗れない107Bのミスがありましたが、高さやスピードに加え美しい演技が印象的でありました。しかし準決勝では107Bの助走がつまり大きく前に流れるミスが響き大きく後退しましたが、準決勝でも307C、407C、5154Bなどの高難易度種目を決め後半巻き返しましたが決勝進出に至里ませんでした。この試合で難易度の高い種目を演技構成に取り入れ、着実にこなすことができたことは今後に繋がる内容であったと言えます。

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また、女子高飛込に出場した荒井祭里選手JSS宝塚)の予選は入水が安定せず準決勝でも本来の実力が発揮できずに苦戦を強いられましたが決勝進出を果たしました。その後決勝では、1本目の演技405Bの入水角度のオーバーにより順位を大きく落とし出遅れましたが、後半4本の演技でオーストラリアLAURA  HINGSTON選手に僅差で競り勝ち、中国2選手に次ぐ3位で上位入賞を果たしました。 課題が残る試合でありましたが、競り負けない勝負強さが窺えた内容でした。

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エリート小学生強化合宿

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11/2〜4 味の素ナショナルトレーニングセンターおよび国立スポーツ科学センターでエリート小学生強化合宿が開催された。この合宿に参加した選手は、今年度の全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会の結果から選抜された男子5名女子5名の選手たちである。この3日間を通して、ドライランド練習、トレーニング講習、体力測定、英会話、栄養講習、目標設定、集団行動、競技者としての心構えや覚悟など、今後、高い目標を実現するための競技生活に役立つ、様々な講習を受けた。


2019年度 エリート小学生 強化選手

春日 瑛士 小6 三重DC
山村 榎鈴 小6 JSS宝塚
二羽 修万 小6 小松DC
鈴木 愛佳 小6 JSS宝塚
村井 楓希 小6 小松DC
田中 優稀 小6 三重DC
石沢 遥斗 小5 長岡DC
阿辺山 綾乃 小5 京都DC
茶木 壱星 小6 大分DC
横山 結衣 小6 JSS宝塚


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アイスブレーキング
互いを知り、団結力をアップ!
目的がある場合は、思いつきで行動するよりも、チーム内で作戦を話し合ってから行動に移すと、目標達成が近づいた。


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栄養講習
講習会では、栄養士の方に競技者としてバランスのとれた食材の摂り方を学び、合宿中の朝、昼、晩の3食の食事中にも栄養指導を受けた。


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トレーニング講習
成長期を迎える選手たちにとって、パフォーマンスを効率的に高める体幹トレーニングを教授してもらった。また、最終日にも瞬発力を高めるトレーニングをレクチャーいただいた。
この他にも器械体操で活用されているジュニア期のストレッチ方法やトレーニングを指導していただいた。


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英会話講習
今後、国際大会で堂々と演技するために必須である英語でのコミュニケーション能力を養うため、基礎英会話を学んだ。


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他競技見学・施設見学
味の素ナショナルトレーニングセンターには、様々なオリンピック競技の練習拠点がある。その一つ、アーチェリー競技の練習風景を見学させていただき、緊張感が漂う練習風景と最新の設備をご紹介いただき、世界のトップを目指す方々の姿勢を学ばせていただいた。
また、世界で活躍する選手をサポートするJISS(国立スポーツ科学センター)とNTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)の設備を見学した。


写真の他にも7月の世界選手権で2020年東京オリンピックを内定させた三上沙也可選手のコーチである安田千万樹さんから、オリンピック内定までの道のりと目標設定、覚悟などをご紹介いただいたり、毎晩のミーティングでは、一流の競技者、人間力を養うため、どのようなアスリートを目指すべきかを学んだ。


将来有望なトップアスリートの卵たちは、今回の合宿を通して多くの刺激と学びがあったことでしょう。
それぞれが、次の目標に向け、どのように日々を積み上げていくかが、真の重要な時間であることは間違いありません。
選手の今後の活躍に期待してください!

GO!翼JAPAN!
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