東京辰巳国際水泳場で行われている日本選手権は最終日を迎え、女子1M飛板飛込、男子高飛込、男女高飛込シンクロが行われた。
女子1Mでは実力が拮抗し誰が表彰台に乗ってもおかしくない試合だったが、そんな中安定した演技を見せたのが榎本遼香(筑波大)で、パシッと音のする入水のインパクトが高い評点につながりこの種目で初優勝となった。2位には安定した踏切で全体をまとめた金戸華(日出高)が入り、305Cにチャレンジした宮本葉月(高知SC)が3位となった。
男子高飛込予選はミスの目立つ試合だったが、決勝は好演技に拍手が湧いた。
昨年優勝した岡島太一(日体大)が入水をまとめ昨年に続き2連覇。入水姿勢に課題はあるもののまだまだ伸びしろがあり今後の成長が期待される。予選トップの村上和基(JSS白子)は前半トップを走っていたが予選で決めた307Cを大きくオーバーしてしまい勝利を逃した。また今季109Cを作り決勝ではショートしたものの大きなチャレンジを結果につなげた大久保柊(筑波大)が堂々の3位となった。
最終種目は男女高飛込シンクロ。男子は4チームと寂しい参加数だったが、それぞれのチームが真剣に日本一に挑戦した。
勝ったのはダークホースの大久保柊と金子舜汰(セントラル)ペア。伸び盛りの若手2人が大きなチャンスを手にした。改善点は大きいが磨けば光る原石がこれからどう光っていくのか注目したい。
一方、女子高飛込シンクロは1チームの参加ということで公開競技となったが、佐々木那奈、荒井祭里(JSS宝塚)が卒なく5本の演技を披露した。やはり国内で競う相手がいてこそ選手の成長がある。今後は切磋琢磨できるライバルチームの台頭が望まれるだろう。
3日間の競技がこれで全て終了した。今大会は11月中旬に同プールで開催されるアジア選手権の代表選手選考会となっており代表チームメンバーの発表は後日になる。
東京オリンピックへのカウントダウンは始まりました。日本初のメダル獲得に向けて翼ジャパンは大きく前進します。
これからも応援よろしくお願いします❗️