先日行われた日本室内選手権と同時に、世界ジュニア選手権の派遣選手選考会が行われ、代表選手8名が発表された。
2016年06月
3日から始まった日本室内選手権は5日、最終日を迎え、女子1M飛板飛込予選・決勝と男子高飛込予選・決勝、そして男女高飛込シンクロが行われた。
女子1M飛板飛込は8人決勝で、中学生3名が決勝へと勝ち進んだ。決勝は全体的にミスの多い試合となり、残念ながら盛り上がりに欠ける試合となった。
勝ったのは馬淵優佳(JSS宝塚)で、大きなミスをしなかったことが勝因。2位にはメリハリのある演技を見せた宮本葉月(土佐女子高)が入り、3位には榎本遼香(筑波大)が入った。
男子高飛込の勝負は最後のラウンドまでもつれ込んだ。3位となった岡島太一(日体大)は予選、決勝ともに109Cをまとめ、成長を見せた。2位となった村上和基(JSS白子)は、109Cに挑戦し失敗したが、世界を見据えた挑戦だといえよう。
勝ったのは萩田拓馬(静岡ビル保善)で、苦手な2群、3群を無難に決めたことが勝因となった。
日本室内選手権2日目は、男子3M予選・決勝と、女子高飛込決勝が行われた。
女子高飛込決勝では、リオデジャネイロオリンピック日本代表の板橋美波(JSS宝塚)の演技に注目が集まった。日本代表となって初めての国内での試合に硬くなったのか、いつものキレに欠けた。板橋を抑えて優勝したのは同じチームの佐々木那奈だ。美しい入水には定評がある。3位には同じくJSS宝塚の荒井祭里が入った。
男子3Mではリオデジャネイロオリンピック日本代表の寺内健(ミキハウス)が今大会は欠場し、同代表の坂井丞(ミキハウス)の独壇場となった。
8月のオリンピック本番に向け調子を上げるには難しい今の時期だが、坂井は決勝で109C(前宙返り4回半抱え型、難易度3.8)を使った。まだ荒削りではあるが、世界で戦うには高難易度の種目が必須だと言われるだけに、今回のチャレンジには意味があった。
2位に入ったのは、昨日の1M飛板飛込で優勝した千歩純一(日本体育大学)だ。特にラストの407Cは素晴らしかった。この407Cはこの試合の中でのベストパフォーマンスと言っていいだろう。3位には須山晴貴(島根大学)が入った。
大会最終日の明日、5日は、女子1M飛板飛込と男子高飛込、男女シンクロ高飛込が行われる。
女子3M飛板シンクロで中学生ペアが旋風を巻き起こす!
男子1M飛板飛込は千歩純一(日本体育大学)が高さのある演技で初優勝。年々成長が見られ、今年は205Bに挑戦。これが決まったことで波に乗った。
2位は伊藤洸輝(JOC EA)、3位には遠藤正人(日本体育大学)が入った。
女子3M飛板飛込は見応えのある試合となった。予選では12歳の金戸凜(日出中学校)が難易度の低い種目ながら290点を取り予選を2位通過し会場を沸かせ決勝では演技に硬さが出て6位に終わったが、明るいニュースとなった。
決勝ではリオデジャネイロオリンピック日本代表の板橋美波(JSS宝塚)が貫禄の演技を見せ優勝。2位には難易度を上げて挑戦した馬淵優佳(JSS宝塚)が入り、3位は宮本葉月(土佐女子高)がバネのある演技で表彰台を決めた。
初日最終種目は男女3M飛板シンクロ。女子は3組、男子は4組が出場した。
女子3M飛板シンクロは、安田舞(米子DC)と金戸凜(日出中学校)の中学生コンビが素晴らしい演技を見せ優勝するという大健闘。
男子は日本体育大学ペアの千歩純一と遠藤正人が息の合った演技を見せ、優勝した。
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