翼JAPAN

(公財)日本水泳連盟飛込委員会公式ブログ

2015年11月

エリート小学生合宿2015

今年の全国ジュニアオリンピック夏季水泳競技大会の成績を元に選抜された11名の小学生が「エリート小学生」として
11月21日から4日間の合宿を行いました。
ナショナルトレーニングセンターを利用して様々なスキルを学び、刺激のシャワーをたくさん浴びることができました。

初日はアイスブレーキングとコミュニケーションスキルの講義からスタート。
様々なゲームを通して協力し合い、お互いの名前を覚えて一気に絆を深めました。

















次に「身体は食べたもので作られている」ということで栄養学の勉強をしました。5大栄養素をバランスよく摂ることの必要性を学び、実際にサクラダイニングでは栄養士さんの指導を受けながら食品選びをしました。

































 




2日目は朝練から。
アスリートヴィレッジで生活しているエリートアカデミーの選手たちと一緒に体操場で汗を流しました。










































朝ごはんのあとはトレーニング指導。
身体をバランスよく使えているか、様々な動作を繰り返して身体の使い方を学びました。




















他競技見学では、レスリングと新体操の練習を見学させていただきました。
レスリングは飛び込みと同じくエリート小学生合宿が行われており、今年全国優勝した40名の選手のトレーニングを見学しました。自分たちと同じ小学生のパワーみなぎる練習に刺激を受けました。

また、新体操の選手たちの素晴らしい柔軟性と基礎練習の美しさには思わずうっとり。同じ採点競技として学ぶべきことがたくさんありました。



















午後からはトランポリン場で宙返りの練習。基本の動きを繰り返して身体に叩き込みました。



3日目は朝練のあと、英会話の講義を受けました。自己紹介ゲームから始まり、慣れない英語に苦戦しましたが、最後は皆がいい笑顔になりました。


















午後からは東京辰巳国際水泳場に移動。プールに入りました。
基礎種目の練習のあと、前もって出されていた課題種目を試合形式で採点。選手たちの真剣な顔つきがとても頼もしく見えました。















































アスリートヴィレッジに戻ってからの夕飯。選手たちにはサプライズプレゼントがありました。
選手たちの憧れ、寺内健選手が皆と一緒に夕飯を食べてくれました!
憧れの選手と一緒のテーブルはさすがに緊張したようです。


















この日最後の講義は、寺内健選手のお話しでした。
「競技だけでなく人間力のある選手になることが大事」という話を聞く皆の目は真剣そのものでした。













また、寺内選手は選手たちからの質問に丁寧に答えてくれました。
朝から晩まで1日に350本も飛んだと聞いた時には、コーチからもどよめきが起きました。




















最終日は朝練の後、プールへ。
プールの外でランニングアップを行い、リズム良く身体を動かしました。


















プールでは基礎基本を徹底的に行い、昨日に引き続いて課題種目に取り組みました。選手たちは翼JAPANの一員らしく、課題に精一杯取り組みました。



























4日間という短い合宿でしたが、選手たちは朝から晩まで様々な経験をすることができました。
合宿で頑張るのは当たり前のこと。大事なのはこれからの過ごし方。ここで学び、発見し、そして心に決めたことをいかに地元に帰ってからも継続していくか、そこが実は重要なことだと安田千万樹ヘッドコーチが最後のミーティングで選手たちに話しました。



















たくさんの可能性を秘めたキラキラ輝く金の卵たち。
この先の彼らの活躍に注目です!

これからも翼JAPANの応援をよろしくお願いします‼︎





















































国際大会代表選手選考会、2日目。

国際大会代表選手選考会は東京辰巳国際水泳場で2日目の競技が行われた。
女子飛板飛込では小さなミスはあったものの、板橋美波(JSS宝塚)が昨日の高飛込に続き2冠を獲得した。
昨日の高飛込で3位だった中川真依(石川DC)は意地を見せ、飛板では2位に食い込んだ。



男子高飛込は岡本優(JSS宝塚)が予選ではいい演技を連発したが、決勝では苦手としている2群と3群の入水が決まらず、高得点につなげることができなかった。
男子高飛込決勝は全体的にミスが目立つ試合となった。



女子高飛込シンクロでは、佐々木那奈と荒井祭里(ともにJSS宝塚)が日本選手健のときよりも同調点で成長を見せた。






























また、男子飛板シンクロでは寺内健と坂井丞(ともにミキハウス)が息のあった演技を見せ、会場が盛り上がった。



連日応援に来てくださった飛び込みファンの皆さま、ありがとうございました。

翼JAPANはこれからも皆さまに支えていただきながら、世界に挑戦するための努力を重ね、さらに大きな「翼」で羽ばたいていきます。
これからも応援よろしくお願いいたします!

国際大会代表選手選考会

東京辰巳国際水泳場では14日、15日の2日間で国際大会代表選手選考会が開かれており、リオデジャネイロオリンピックへの最後の挑戦権が得られるワールドカップ出場を賭けた熱い争いが繰り広げられている。

初日、男子飛板飛込では坂井丞と寺内健(ともにミキハウス)の2人が群を抜いた実力を披露した。
今夏の世界選手権でリオ五輪内定を決めた寺内は、動きのキレに欠いたが安定した演技で2位。優勝した坂井は予選・決勝とも307Cをきっちりと決め、一歩リードした形となった。























優勝した坂井(ミキハウス)






女子高飛込は今回一番注目されていた試合であろう。期待の若手、板橋美波と佐々木那奈(ともにJSS宝塚)、そして、オリンピック2回出場のベテラン、中川真依(石川DC)の実力の差はほとんどなく、予選決勝ともにピリピリした緊張感の中試合が行われた。
勝ったのは15歳の板橋で、109Cを封印して臨んだ戦略が功を奏し、予選をトップ通過。演技順ラストのプレッシャーを見事にはね退けた。公式練習ではずっと笑顔を見せていなかったが、試合後にようやく見せた満面の笑みに彼女の大きな成長を見たように思った。




























2位には予選ではミスがあり3位通過だった16歳の佐々木が決勝ではほぼノーミスの演技をして、後から飛ぶ中川に大きなプレッシャーをかけた。
難易度は低いが演技の完成度は素晴らしい。美しい倒立とノースプラッシュは世界のトップクラスで、この演技をW杯で見せてくれることに期待したい。























インタビューに答える佐々木(JSS宝塚)




女子飛板シンクロでは渋沢小哉芳(セントラルN21)と金戸華(日出高)が順当に勝った。5本の演技を無難にまとめたが、目指す演技にあと一歩というところだろう。
世界で戦うための種目の難易度は十分なので、あとは同調性を上げていきたいところだ。
2020年の東京オリンピックは、開催国にはシンクロの出場権がある。東京大会まであと5年弱の間に強いシンクロチームを作り、海外に出て経験を積ませることが必要になってくる。











左から金戸(日出高)と渋沢(セントラルN21)
ギャラリー
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