2015年09月
東京辰巳国際水泳場で行われていた日本選手権は最終日を迎え、女子1M飛板飛込、男子高飛込、男女シンクロナイズドダイビング10Mが行われた。
女子1M飛板飛込では渋沢小哉芳(セントラルNEXT21)が棄権したことで、誰が表彰台に乗ってもおかしくない闘いとなった。そんな中、一番安定した演技をしたのは馬淵優佳(JSS宝塚)で、特に2群と3群の入水の技術は素晴らしいの一言。危なげなく優勝した。2位にはユニバーシアード大会日本代表の榎本遼香(筑波大)が入り、3位には金戸華(日出高)が個人種目で初の表彰台を決めた。
優勝した馬淵
男子高飛込では予選を5位で通過した岡島太一(日体大)が、決勝では見違える演技を連発。パーソナルベストを出して世界選手権日本代表組を抑え初優勝した。特に109Cは世界トップクラスの演技で92点を獲得し、会場が今大会で一番の歓声に包まれた。2位には世界選手権日本代表の村上和基(JSS白子)、3位は同代表の岡本優(JSS宝塚)がそれぞれ入った。
優勝した岡島
大会最後の男女シンクロナイズドダイビング10Mでは、男子は岡本JSS宝塚)、村上JSS白子)チームが優勝、女子は佐々木、荒井(ともにJSS宝塚)チームが優勝した。
3日間の試合が終わりました。たくさんのご声援ありがとうございました!
11月14日、15日には、2月に行われるワールドカップの日本代表を決める選考会が行われます。そのワールドカップが来年のリオデジャネイロ五輪に出場するための最後のチャンスとなります。選手たちは切磋琢磨し、世界を目指します。これからも「翼JAPAN」の応援をよろしくお願いいたします!
日本選手権2日目は男子3M飛板飛込と女子高飛込が行われた。
男子飛板予選では活躍を期待された高校チャンピオンの須山晴貴(松江DC)がラスト種目で大きなミスをし予選落ちするという波乱はあったが、実力者が午後からの決勝へと進んだ。すでにリオデジャネイロ五輪の日本代表に内定している寺内健(JSS宝塚)の演技に注目が集まっていたが、体調不良から決勝を棄権したことにより誰が表彰台に乗ってもおかしくない試合となった。
決勝では坂井丞(ミキハウス)が実力を発揮し世界選手権日本代表の意地を見せた。この試合では2位3位争いが熱かった。結果はほぼミスなく演技を終えた安永元樹(和歌山DC)が2位となり、3位には今季好調の千歩純一(日体大)が入った。
優勝した坂井
女子高飛込では世界選手権代表の佐々木那奈(JSS宝塚)が安定した演技を披露し初優勝した。注目された板橋美波(JSS宝塚)は気負いからか入水が乱れ2位となった。3位には学生選手権優勝の山下藍奈(筑波大)が今季最高の演技をし表彰台を決めた。
この試合でニューヒロインが誕生した。全国中学体育大会優勝の荒井祭里(JSS宝塚)が予選でほぼノーミスの演技をし、予選を1位通過したのだ。決勝ではミスが出て順位を下げてしまったが、観客や飛込関係者には大きな衝撃を与えたことだろう。今後の成長が楽しみな選手の1人だ。
優勝した佐々木
第91回日本選手権飛込競技大会が東京辰巳国際水泳場で開幕した。この大会は文字通り今年の日本一を決める大会である。またこの大会後にナショナルチーム、スカッドチームなどの再編がなされることになっている。
男子1M飛板飛込では高校3年生の須山晴貴(松江DC)が初優勝した。大きなミスはなかったがよく動けており安定していた。2位の池田匠見(日本大)も安定していたがやや板からの距離が遠めだったことで高得点を逃した。3位にはミスの少なかった千歩純一(日体大)が入った。
優勝した須山
女子3M飛板飛込ではややミスはあったものの安定していた板橋美波(JSS宝塚)が優勝した。そして今年は渋沢小哉芳(セントラルNEXT21)と馬淵優佳(JSS宝塚)の2人が同点2位という珍しい結果となった。やや不調気味の渋沢はパーソナルベストからは遠い点数となったが、馬淵は難易度は低いがほぼミスのない演技であった。
優勝した板橋美波
初日の最終種目は男女の飛板シンクロだ。2020年東京オリンピックで日本がこの種目において本気でメダルを取りに行くためには、このシンクロの強化が必須だ。しかし今回の試合の内容ではまだ課題が多そうだ。
男子は寺内健、坂井丞(ともにミキハウス)、女子は渋沢小哉芳と金戸華(日出)がそれぞれ優勝した。
大阪のなみはやプールで開かれていたわかやま国体は最終日を迎え、成年の2試合が行われた。
成年女子飛板飛込では榎本遼香(栃木県)が今季最高の演技をし、世界選手権代表の渋沢小哉芳(新潟県)を抑えて見事優勝した。また、地元和歌山の近藤愛彩は4位に食い込んだ。
写真左から2位の渋沢、優勝した榎本、3位の辰巳楓佳(兵庫県)
成年男子高飛込ではスーパーダイブが連発し、今大会で一番盛り上がった。優勝したのは世界選手権代表の岡本優(兵庫県)で、苦手な種目を決めてきたのが勝因。2位には同じく世界選手権代表の萩田拓馬(静岡県)で大きなミスなく6本を終えた。3位争いをしたのはアジアカップ日本代表の
村上和基(三重県)と地元和歌山の安永元樹だ。安永は高難易度の種目はなかったがほぼノーミスの演技をし最終的には村上に1.35点差で競り勝った。
写真左から2位の萩田、優勝した岡本、3位の安永。
これで3日間の国体は全ての競技が終了した。
今年の国体が素晴らしい大会となったことに大会関係者の皆さまに改めて御礼を申し上げます。
ありがとうございました!
朝9時半から行われた少年女子飛板飛込では、昨日に続き板橋美波(兵庫県)が安定した演技でただ一人300点を超えた。
2位に入った藤原蒼(岡山県)は板をよく踏みよく動けていた。3位には中学生の宮本葉月(高知県)が入った。
写真左から2位の藤原、優勝した板橋、3位の宮本。
少年男子高飛込では中学生が大活躍。優勝したのはインターハイチャンピオンの須山晴貴(島根県)だった。中学生らが素晴らしい演技を続け、飛び順が最後の須山の演技を待つ展開。そこで須山はラスト307Cをねじ込み、インターハイ王者の面目を保った。2位には中学生の中秀太郎(石川県)が入った。そして3位争いをしたのは2人の中学生だった。全国中学大会2位の山田周汰(静岡県)と4位の金子舜汰(東京都)がいい演技で競り合ったが、山田が表彰台を決めた。この試合は2位から5位までが中学3年生だった。
写真左から2位の中、優勝した須山、3位の山田。
成年男子飛板飛込はしっかり板を踏み、高さとスピードのある演技が続出、観客を大いに沸かせた。
試合は来年のリオデジャネイロ五輪日本代表に内定している寺内健(兵庫県)と世界選手権代表の坂井丞(神奈川県)の一騎打ちとなった。2人は日本代表らしく素晴らしい演技を連発、勝ったのは寺内で坂井との差はわずか0.3点だった。
3位争いも熾烈で、地元和歌山県の安永元樹が今季絶好調の千歩純一(石川県)をわずか0.4点差でかわし表彰台を決めた。
写真左から2位の坂井、優勝した寺内、3位の安永。
今日の少年男女は中学生が大活躍した。
少年女子高飛込では世界選手権代表の板橋美波(兵庫県)が圧倒的な強さを見せつけた。2位には全国中学体育大会で5位だった中学生の漆間陽波乃(福岡県)が4本目までノーミスと絶好調。観客を味方につけた。また、地元和歌山県の宮田衣布紀が5位入賞と大健闘した。
写真左から2位の漆間、優勝した板橋、3位に入った藤原蒼(岡山県)
少年男子飛板飛込では、国体初出場の中学生チャンピオン・中秀太郎(石川県)が高いジャンプとキレのある演技をし、高校生らをギャフンと言わせた。
写真左から2位の伊藤洸輝(神奈川県)、優勝した中、3位の佐々木康平(宮城県)
成年女子高飛込では、辰巳楓佳(兵庫県)が肩の故障を抱えながらもユニバーシアード大会日本代表の意地を見せた。
また、地元和歌山県の近藤愛彩が地元のプレッシャーをはねのけ見事3位に入った。ラストの6243Dがピタリと決まると観客から大きな拍手が送られた。
写真左から2位の岩崎莉奈(千葉県)、優勝した辰巳、3位の近藤。
本日より3日間、大阪・なみはやプールにてわかやま国体飛込競技が開催されます。
初日の今日は少年女子高飛込、少年男子飛板飛込、成年女子高飛込が行われます。
お近くの人は、ぜひ大会会場へ足を運んでください!
なお、今大会は全試合、Ustream配信されます。
日本学生選手権2日目は女子飛板飛込と男子高飛込が行われた。
女子飛板では予選で助走が合わず11位と出遅れた馬淵優佳(立命館大)が今年のユニバーシアード大会日本代表の意地を見せ、決勝ではしっかりと立て直してきた。
写真左から2位の榎本遼香(筑波大)、優勝した馬淵、3位の辻原朱里(日体大)
男子高飛込ではキレのある入水で盤石の試合運びをした大塚千誠(日大)が優勝。
写真左から2位の岡島太一(日体大)、優勝した大塚、3位の千歩純一(日体大)
また、団体男子は日体大が圧勝した。
団体女子は筑波大学が初優勝した。
そして、今大会で現役を退く選手も多い4年生たち。飛び込み競技で培ってきたことは、次のステージに進む君たちの背中を強く押してくれることだろう。
選手生活お疲れさまでした。
そしてたくさんの感動をありがとう‼︎
第91回日本学生選手権水泳競技大会が宮城県総合運動公園総合プール(グランディ21)で開幕した。
初日は男子飛板飛込と女子高飛込が行われた。
男子飛板は予選から板をよく踏み安定した演技を続けた千歩純一(日本体育大学3年)が圧勝。ラストの407Cを決め、会場を大いに盛り上げた。
写真左から2位の関口大輝(日体大)、優勝した千歩、3位の吉村充史(天理大)
女子高飛込では山下藍奈(筑波大学4年)が予選からよく身体が動き、水切れもよく出場選手の中で光っていた。決勝での290点代という点数も立派で、久しぶりに表彰台の真ん中に上った彼女に満面の笑みが見られた。
写真左から2位の辻原朱里(日体大)、優勝した山下、3位の太村朱里(常葉大)
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