翼JAPAN

(公財)日本水泳連盟飛込委員会公式ブログ

エリート小学生合宿報告



2月9日(木)から12日(日)まで、東京辰巳国際水泳場にて2016年度の第2回エリート小学生合宿が行われました。
集まった6名の選手たちは陸上でのトレーニングでは体幹を意識し、プールでは自由選択飛にも挑戦して中身の濃い4日間を過ごしました。
特に、今月6日から強化合宿で来日しているオーストラリアのシドニーナショナルチームと合同の練習では、トップダイバーたちのジャンプの高さに驚き、コーチ陣も大いに刺激を受けました。
ヘッドコーチのチャバ・ソブリノ氏の申し出でエリート小学生たちは半日間練習を指導して頂く機会をいただき、選手たちは慣れない英語に四苦八苦しながらも真剣に指導を受けていました。



今まで経験したことのない刺激が、きっと選手たちのこれからの成長の後押しをしてくれると思います。彼らの真剣な目がそれを物語っていました。
ソブリノ氏には本当にありがとうございました。

ジュニアの次の大会は3月25日、26日に開催される春季ジュニアオリンピック大会です。
これからも翼ジャパンの応援よろしくお願いします‼️

国際大会派遣選手選考会

今夏開かれる世界選手権とユニバーシアード大会およびグランプリ大会の代表選手を決める大会が4日と5日に東京辰巳国際水泳場で開催された。

大会結果はこちら。


選考結果は今週行われる日本水泳連盟の会議により最終決定される。


以下は今大会のフォトギャラリーです。
写真提供:PICSPORT



コーチ・カンファレンスのご案内、訂正

先日ブログでお知らせさせていただきましたコーチ・カンファレンスについて、開催時間と会場の変更がございます。
以下のようになりますのでお間違えのないようよろしくお願い致します。


日時 平成29年2月11日(土)
            17時〜18時半
                         場所  東京辰巳国際水泳場  会議室

参加費: 1人4,000 
参加対象   コーチ資格保持者、競技登録選手(日水連登録)

窓口 金戸 幸  dive_yuki1223@yahoo.co.jp  まで

コーチ・カンファレンスのご案内


2月6日(月)より17日(金)までオーストラリアのシドニーチーム が東京辰巳国際水泳場と味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を開催することになりました。

現在オーストラリアは3拠点(シドニー、アデレード、ブリスベン を中心に選手強化を行っており、この度シドニーチームから選抜されたナショナルメンバーとコーチのチャバ・ソブリノ氏が来日することになります。

 そこで、ソブリノ氏にコーチ・カンファレンスの時間を作っていただくことになりました。数々のメダリストを育てた指導者の指導法などが聞ける最高のチャンスだと考えます。是非とも多くの日本の指導者の方たちに参加していただき、世界のトップクラスのコーチングから多くを学び、現場に還元していただければと思います。

 つきましては、誠に恐縮ですが、以下の通りカンファレンスを開催いたします。

多くの指導者、ならびに選手の皆さんに是非ともご出席いただきますようお願い申し上げます。

 

 

日時 平成29年2月11日(土)
            18時〜19時半
                        
場所  味の素ナショナルトレーニングセンター アスリートヴィレッジ

参加費: 1人4,000
参加対象  コーチ資格保持者、競技登録選手(日水連登録)

窓口 金戸 幸  dive_yuki1223@yahoo.co.jp  まで


 

チャバ・ソブリノ氏 プロフィール

 

メキシコ生まれ、1980年モスクワ五輪メキシコ代表。

その後コーチとして活動。シドニー五輪飛板飛込で銀メダルを獲得した フェルナンド・プラタス選手をジュニア期に指導。

メキシコ代表コーチとしてソウル五輪、バルセロナ五輪参加。

1995年からオーストラリアに移住しコーチとして活動。

アトランタ五輪からリオ五輪までナショナルコーチを務める。

地元開催となったシドニー五輪では指導していた ルーディ・ターキー選手とレベッカ・ギルモア選手女子高飛込シンクロ銅メダル獲得に導きオーストラリアに76年ぶりとなるメダルをもたらした 北京五輪ではマシュー・ミッチャム選手が男子高飛込で金メダル、メリッサ・ウー選手が女子高飛込シンクロで銀メダル 獲得 している

現在はシドニーのNSW Institute of Sport (NSWIS) のヘッドコーチを務める。



来日予定の選手たち。

(写真上から)

メリッサ・ウー選手

エスター・キン選手

ケビン・アレハンドロ  チァベス選手

(いずれもリオ五輪代表)




ナショナルB、ジュニア強化合宿


12月23日〜25日まで三重県鈴鹿市スポーツの杜水泳場で公益財団法人日本水泳連盟ナショナルB及びジュニア強化合宿が行われました。
ナショナルB4名、ジュニア強化4名と少数精鋭の強化合宿となりました。

ナショナルB

ジュニア強化

ナショナルBは、飛込競技のウエイトトレーニングを中心に、ジュニア強化はドライランドでの自重トレーニングとトランポリンワークを中心に、またプール練習では、基本演技での出来栄え、精度向上を目的に練習が行われました。
さらに、飛込委員会医科学部成田崇矢トレーナーを中心に体格・体力測定。早稲田大スポーツ科学学術院の稲見崇孝先生のエラストグラフィ画像(エコーによる超音波検査)による「筋肉の状態を数値化する」検査、そして和歌山医大耳鼻科の大谷真喜子先生による「バランスを聴覚、視覚と体性感覚への依存度調査」を3日間連続で検査を行い、今後、さらにそれぞれの検査調査の結果の分析を行い現場に還元していくことになっています。

2泊3日と短い合宿でしたが内容の多い充実した合宿となりました。合宿の最後のミーティングでは参加者全員で2月に行われる国際大会派遣選手選考会で好成績を収めることを確認しあい合宿を終了しました。

GO!  GO!  翼ジャパン‼️

世界ジュニア、最終日

ロシアのカザンで開催されている世界ジュニア選手権は大会7日目、最終日を迎え、グループB女子3M飛板飛込とグループA男子高飛込が行われた。

グループB女子3Mには荒井祭里が出場、小柄ではあるが基礎がしっかりと身についているのを感じさせるいい演技をした。きっちりと制限選択飛を飛んで203点と良い出だし。自由選択飛も大きなミスなく7位で夜の決勝進出を決めた。
決勝では海外勢の勢いが良かった。体重のある選手はしっかりと飛板を踏みこなし高さのある演技をして得点を伸ばした。一方、荒井は丁寧な演技を続けたが高得点にはつながらず結果7位。やはり飛板はしっかり板を踏み高さがないと高評価につながらないことを痛感させられた試合となった。



最終試合はグループA男子高飛込。
予選では日本の伊藤洸輝(JOCエリートアカデミー)と西田玲雄(大阪水泳学校)が登場し表彰台を目指した。
伊藤は高飛込を本格的に始めて間もないが、この予選では素晴らしい演技を連発し高得点を出した。終わってみるとほぼノーミスの試合。予選を終え6位で決勝に進んだ。西田も好調だったが予選では207Cをミス。予選は9位だった。
夜の決勝で伊藤は予選とは違いリズムを崩したように見えた。ジャンプが流れたり入水ラインが反ったりと細かなミスが続いてしまい結果12位。予選のときより大きく点数を後退させてしまった。シニアの試合では予選、準決勝、決勝と3試合に安定した演技が求められる。この大きく難しい課題を今後是非ともクリアしてもらいたい。



西田は前回のグループBチャンピオンという肩書きがズッシリとしたプレッシャーになっていたのかもしれない。決勝での演技を決めきれなかった。とくに2本目の207Cでは大きくショート。この時点で表彰台は遠のいてしまった。しかし諦めずに懸命に目の前の種目に集中する姿は立派の一言。結果は10位だった。まだ16歳。苦い経験は人を成長させる。課題に正面から向き合い頑張ってもらいたい。



この決勝はやはり外国勢が強かった。優勝した中国のリャン・イーシャンはパーフェクトに近い演技をした。とくに109Cは94.35点、会場からはどよめきが起こった。そして試合をさらに盛り上げたのは地元ロシアのニキータ・シュライカー選手だ。すでに飛板で金メダルと銀メダルを取っており、この高飛込では3つ目の表彰台、銀メダルを獲得した。3位は今年のインターユース大会(ドイツ)で優勝経験のあるイギリスのマシュー・ディクソン選手で、イギリスでは「次のトーマス・デイリーは彼だ」と言われているそうだ。

世界ジュニア選手権は全7日間の競技を全て終えました。選手たちは連日早朝から夜まで12時間以上もプールに滞在する過酷なスケジュールの中ベストを尽くしました。結果が伴わない現実の厳しさも経験しましたが、これを糧にさらに成長してくれることを期待したいと思います。

最後に極寒の地、ロシアまで熱い応援を届けてくださった翼JAPANサポーターの皆さま、本当にありがとうございました! 選手たちのこれからの頑張りにさらなる応援をよろしくお願いいたします!



世界ジュニア大会、佐々木が4位、板橋は6位

大会6日目はグループB男子3M飛板飛込とグループA女子高飛込が行われた。

グループA女子高飛込予選には26名の選手が出場。日本の佐々木那奈と板橋美波(ともにJSS宝塚)が得意とするこの種目に大きな期待がかかった。
佐々木は制限選択飛の入水をきっちりと決めて171点。その後の自由選択飛でも大きなミスなく予選を3位で通過し夜の決勝へと進んだ。
一方板橋は制限選択飛で苦戦した。201Bと301Bがオーバーして制限選択飛で148点。制限選択飛の点数はそのまま決勝へと持ち越されるのでとても大事なポイントとなる。自由選択飛は無難にまとめ決勝でのリベンジに賭けた。
決勝では佐々木が1本目、得意の405Bで足が台先に当たってしまった。入水はノースプラッシュだったものの減点。しかしその後は素晴らしい演技を続け、特に6243Dでは72点を叩き出した。ラストの演技ではトップを行くドイツ選手を追って佐々木とイギリス、カナダの3選手が表彰台を争ったが、佐々木が5235D(DD2.8)なのに対し他国勢は2人ともが5253B(DD3.2)を飛び、それを決めてきた。その結果、佐々木は悔しい4位となった。
板橋は決勝では107Bを109Cに種目変更して注目を浴びた。予選のあとに板橋が109Cの練習を始めるとあちらこちらにカメラを構えて録画する選手とコーチらの姿が見られた。板橋は407Cを無難にまとめると続く207Cはややオーバー目でこらえた。3本目の109Cでは素晴らしい宙返りをしてややオーバー目に入水して68点。会場からは大きな拍手がおくられた。ラストに5253Bを決めたものの終わってみるとトップと14点差の悔しい6位。ダブル表彰台を狙った佐々木と板橋だったが2人ともが涙を飲む結果となった。


グループB男子3M飛板飛込予選には32名の選手が出場。日本からは遠藤拓人(JOCエリートアカデミー)と山本馨(大分DC)が決勝を目指した。
遠藤は前日の高飛込とは打って変わり、堂々の演技をした。若干の入水角度のズレはあったものの大きなミスなく夜の決勝へと勝ち進んだ。
一方、山本は昨日の高飛込での失敗を胸に攻めの演技に徹したが入水を決められずに苦戦。初めての世界大会での予選突破はならなかった。
決勝では他国勢が予選よりもはるかに良い演技をした。遠藤は上位入賞を狙ったが、動きに硬さが見られ試合の雰囲気に飲まれた印象を受けた。本人も試合後に「決勝の雰囲気にのまれてしまった」と悔しい表情。自分の得意とする種目に対する思い入れの強さが過度の緊張を生んでしまったようだ。その結果10位であった。
勝ったのはロシアのルスラン・テノボイ選手。小柄ながら正確な板踏みと鋭い入水で、難易度で勝る中国の選手との勝負に競り勝った。

明日の4日は大会最終日。
グループB女子3M飛板飛込には荒井祭里(JSS宝塚)、グループA男子高飛込では西田玲雄(大阪水泳学校)がメダルを狙う。



世界ジュニア大会、5日目

世界ジュニア選手権は大会5日目を迎えた。この日はグループA男子1M飛板飛込、グループB男子高飛込、女子3M飛板シンクロが行われた。

グループA男子1M予選には伊藤洸輝(JOCエリートアカデミー)が出場。前半いいスタートだったが中盤に305Cをショートさせる痛恨のミス。また405Cでは板から距離が出過ぎてしまい点数を伸ばすことができず結果は17位。決勝へは進めなかった。
18時から行われた決勝は高難易度の嵐で12名全員が素晴らしいジャンプをした。勝負の差は助走が合うか合わないか、そのあたりのように思えた。
勝ったのは中国のチェン・リンハイ選手で、特に205Cと305Cが素晴らしかった。審判員の前で高さとスピード、鋭い入水を見せつけられると審判員たちは8.5点以上を出さざるを得なかったようだ。なお、表彰台には登れなかったが一番注目を浴びたのはコロンビア選手の種目だろう。彼の種目を紹介すると
107B
205C
305B
405B
5154B
1Mでこの種目である。

2試合目のグループB男子高飛込予選には遠藤拓人(JOCエリートアカデミー)と山本馨(大分DC)が出場。2人とも制限選択飛では水切れのいい演技もありまずまずの出来だったが、自由選択飛に入ると一気に守りの演技に入ったように見えた。入水角度を大きくショートさせる場面が続き、決勝進出のラインに届くことができなかった。ぜひこの失敗を次に生かしてさらなる成長を期待したい。

この試合、決勝ではグループBとあってまだ身体は小さいものの大人顔負けの演技で試合を盛り上げた。
地元の期待の星ルスラン・テノボイ選手は、将来ロシアを代表する選手になるだろうとの声が高い選手だ。キレのある動きと鋭い入水のリップエントリーという泡の出ないノースプラッシュが期待されたが、決勝では勝負に対する力みからか動きに固さが見られ実力を発揮することができなかった。しかしそれでも3位入賞は立派である。
2位にはメキシコのウィラーズ・ランダル選手が入り、ノーミスの演技で会場が大いに湧いた。助走をつけない107B、ノースプラッシュを決めた407C、207C、5253Bは見事で観客を味方につけた。優勝は中国のヤン・リン選手。抱え型がやや開くものの入水は見事でシニアでも十分通用するであろう。


5日目の最後、女子シンクロには15カ国の選手たちが出場した。まだ経験の浅いジュニアだがしっかりとした演技構成でいい演技がたくさん見られた。勝ったのは中国チーム。助走からピタリと息を合わせて圧巻であった。2位には地元ロシア、3位はオーストラリアだった。

世界ジュニア大会、遠藤、板橋ともに4位。

ロシアのカザンで開催されている世界ジュニア選手権は大会4日目を迎え、グループB男子1M飛板飛込とグループA女子3M飛板飛込が行われた。

10時から行われた男子1M予選では遠藤拓人(JOCエリートアカデミー)が出場。遠藤は得意の制限選択飛を安定した演技で点数を積み重ね前半3位につけた。予選トップは小柄だが高さとスピード、そして難易度の合計が群を抜いて高いコロンビアの選手だった。
後半の自由選択飛では高難易度を揃える強豪たちに対し遠藤は難易度こそ低いものの着実に点数を積み重ね、7位で決勝へと進んだ。
決勝は大波乱となった。飛板はバランスを崩すと大失敗につながることがあるが、この決勝では予選を上位で通過した2名の選手が助走でバランスを崩してプールに落ち0点を出すというアクシデント。メダル争いから脱落してしまった。そんな波乱をよそに好調だったのは地元ロシアの2名の選手だ。美しい飛込で定評のあるロシアの選手たちが入水をピタリと決めるたびに会場からは地鳴りのような拍手がわき起こった。結果、ロシアのドミトリ・ベノフ選手がラスト1本でコロンビアのルイス・ベムデ選手を抜いて優勝を飾った。
遠藤は周りの選手らが挑戦した高難易度の種目を次々と失敗していく中、淡々と安定した演技を続けた。世界大会で自分の力を出すのは容易いことではないが、遠藤は立派に演技をこなし終わってみると4位まで順位を上げていた。試合前には足のケガに泣き完治しないまま痛みをこらえて挑んだ試合だっただけに喜びもひとしおだろう。


続くグループA女子3Mでは板橋美波(JSS宝塚)と宮本葉月(高知SC)が登場。この予選もかなり荒れた試合となった。
板橋は大きなミスもなく余裕の4位で予選を通過、宮本は踏切にブレがあったものの9位で決勝へと進んだ。
予選では不調だった中国とメキシコの選手らが夜からの決勝では別人のような演技を見せ、一気に順位を上げてきた。板橋も必死に食らいついたがわずか2点差で銅メダルを逃し悔しい4位となった。
一方宮本は決勝1本目の205Bで大きくショートしてしまい波に乗れなかった。小柄ながら高さのあるジャンプは評価されたものの決勝では入水を決められずに11位に沈んだ。



世界ジュニア3日目。荒井が銅メダル!

第21回世界ジュニア選手権は3日目を迎え、3種目が行われた。

グループB女子高飛込予選はミスの目立つ試合となった。自由選択飛は3本と少ない中、205Bと305C(10M)を選択している選手がかなり多く、これを大きくオーバーしたりショートさせるミスが多く見られ予選は大混戦だった。
日本の荒井祭里(JSS宝塚)は、優勝を狙えるほどの実力をつけて今大会に臨んだ。制限選択飛はやや水切れが悪かったものの自由選択飛をまとめて3位で夜の決勝へ。
決勝では地元の応援が盛り上がる中1本目の405Bで素晴らしいノースプラッシュを出し順位を2位に上げ一気に観客を味方にした。次の107Bは練習で苦労していたが高さも軽さもベストと言える演技をして入水角度をきっちりと決め2位をキープ。しかし勝負が決まるラストの5235Dでは入水にブレが生じ、ノーミスで演技を続けたウクライナの選手に抜かれてしまった。しかし、立派な演技と銅メダル獲得に大きな拍手を送りたい。

なお、FINAのホームページの記事は以下の通り。




グループA女子1M飛板飛込予選では身体の大きな選手がよく板を踏んで高さのある演技をし、正確な演技をする中国選手が苦戦する展開となった。
日本の宮本葉月(高知SC)は小柄ながら持ち味のスピード溢れる演技で勝負をかけたが、1本目の助走でアクシデントに近いミスをしほぼ0点からのスタートとなってしまった。9本の演技構成だがさすがに世界大会だけあり1本少ない状態では歯が立たず、懸命に追い上げたが20位に終わった。
優勝したのはイギリスのカトリーヌ・トランス選手で、170センチを軽く超える長身と豊富な筋肉量の恵まれた体格の持ち主。ハードルとジャンプの高さには目を見張るものがあり、その演技に審判員も圧倒された。世界のトップと言われる中国も欧米人選手の演技の大きさに勝てずこの種目では予選落ちしている。
ダイナミックな演技をする欧米人選手と正確な演技をする中国人選手。シニアのクラスではどんな戦いがなされるのか今から楽しみである。

夜8時過ぎから行われた男子3Mシンクロには16チームが出場。どの国もよく練習を積んでおり、ジュニア期からシンクロに取り組ませることの大事さが見て取れた。感心するのはハードルのスタイルを国で統一していること。助走の形が違うとシンクロする時に苦労するがハードルの形を統一するとシンクロチームの補欠メンバーを揃えることも簡単だと思われる。
勝ったのは地元ロシア。正確な演技と息を飲むような美しい飛び込みで観客をうならせた。なお、日本からは伊藤と遠藤が出場予定だったが練習で伊藤が足を負傷し大事をとって棄権した。

大会4日目の12月1日はグループB男子1M飛板飛込とグループA女子3M飛板飛込が行われる。日本からは遠藤拓人と板橋美波、宮本葉月が出場する。

世界ジュニア選手権、大会2日目、伊藤が健闘10位!


ロシアのカザンで開幕した世界ジュニア選手権。大会2日目の29日、日本からは伊藤洸輝(JOCエリートアカデミー)と西田玲雄(大阪水泳学校)が出場した。
午前10時から行われたグループA男子3M飛板予選では35名の選手が参加。コンピュータの都合から試合進行がスムーズにいかない場面が数多く見られ4時間もかかる試合となった。
このクラスにはシニア選手と見間違える位の大きな身体を持つ選手が多く、また高難易度の種目を選択している強豪がひしめいていたが、試合は後半ミスが目立つ展開となった。そんな海外勢を横目に伊藤は安定した演技を連発。10位で決勝進出を決めた。西田は2群と3群にミスが出て決勝へは進めなかった。得意の高飛込に期待したい。
夕方18時から行われた決勝では素晴らしい演技が次々と披露され、もはやジュニアの域を超えるような演技に観客席からは大きな拍手が送られた。
伊藤は気負いからか1本目の107Bをショートさせてしまったが、2本目からラストまでは堂々とした素晴らしい演技をすることができた。結果は10位。入賞には届かなかったもののこれを自信にしてさらなる挑戦をしてもらいたい。
勝ったのは地元ロシアのニキータ・シュライカー選手で、決勝12名の中で圧巻の演技だった。まるでオリンピックチャンピオンのザハロフ選手を思わせるような大胆な助走からのジャンプと美しい演技に地元の声援がいつまでも消えなかった。2位には中国、3位にはオーストラリアの選手が入ったが、特筆すべきことは3人ともが307C、407Cを選択していることと、ロシアが109Cと5337D、中国が207Cを選択していたことである。つまり、ジュニアであれど世界でトップを取るにはこの難易度が必須ということがいえるだろう。
終わってみると、エントリーした国の選手2名ともが決勝へ進出したのはイギリスのみで、ロシア、中国、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、メキシコ、コロンビアなど前評判の高かった国は1名しか決勝へ進めなかったことを考えると、伊藤の決勝進出は大健闘であり、彼の大きなジャンプが後に続くチームJAPANのメンバーにとっても勢いのつく試合となったことは間違いない。

大会2日目、2試合目はグループB女子1M飛板飛込。26名の選手で競われた。このクラスは体格差が大きく、小柄で体重の少ない選手は苦戦を強いられた。また、試合開始早々コンピュータの不都合からしばらく試合が止まり、また審判員はフラッシュカード使用に変更になったりと選手を待たせる試合となり、これにより調子を狂わせた選手が続出した。どんな状況でもリズムを崩さず試合をこなさなければならないタフさが求められ、このクラスのジュニア達には非常に厳しい試合となった。
勝ったのはアメリカのマリア・コバーン選手で身体が大きく筋肉量、体重ともにこのクラスではナンバーワンで、ジャンプの高さで彼女に勝る者はいなかった。
またこのクラスでは制限選択飛を5本、自由選択飛を3本飛ぶが、何を自由選択飛で演技するかが勝負の明暗を分けたようだ。
1位のアメリカと2位、3位の中国選手の自由選択飛は3人ともが105B(DD2.6)と403Bを選択していたが、もう1本は勝ったアメリカが5333D(DD2.6)であったのに対して中国選手2人は203B(DD2.3)であった。このあたりの戦略もアメリカのコバーン選手が優位に立てた要因の一つではなかろうか。


大会3日目の30日にはグループA女子1M飛板飛込とグループB女子高飛込、男子3M飛板シンクロが行われる。日本からは宮本葉月(高知SC)と荒井祭里(JSS宝塚)、伊藤洸輝と遠藤拓人(JOCエリートアカデミー)が出場する。



第21回世界ジュニア選手権開幕!



11月28日から12月4日までロシアのカザンで世界ジュニア選手権が開催される。このイベントは2年に1度開催され、グループA(16歳〜18歳)とグループB(14歳〜15歳)の2グループのチャンピオンが生まれる。この大会はジュニアの最高峰の試合となっており、2年前にはグループB男子高飛込で西田玲雄(大阪水泳学校)が優勝している。
今回の大会には35カ国から大勢の選手たちが集まった。
28日は16時半からオープニングセレモニーが行われ、そのあと17時半から新種目として今大会から採用されることになったミックスチームイベントが行われることになっており、15カ国が大会のスタートを盛り上げることになる。


試合日程とエントリー数は以下の通り。

Tuesday 29/11

Final Boys 3m (Group A) 35名
Final Girls 1m (Group B) 28名

Wednesday 30/11

Final Girls 1m (Group A) 33名
Final Girls 10m (Group B) 23名
Boys 3m synchro (A/B) 18チーム

Thursday 1/12

Final Boys 1m (Group B) 28名
Final Girls 3m (Group A) 35名

Friday 2/12

Final Boys 1m (Group A) 33名
Final Boys 10m (Group B) 27名
Girls 3m synchro (A/B) 15チーム

Saturday 3/12

Final Boys 3m (Group B) 32名
Final Girls 10m (Group A) 25名

Sunday 4/12

Final Girls 3m (Group B) 30名

Final Boys 10m (Group A) 26名


アジア選手権最終日、中学生ペア安田と金戸が銀メダル!



東京辰巳国際水泳場で開催されていたアジア選手権は20日、最終日を迎えた。日曜日ということもあり、会場は大勢の観客で賑わった。
この日行われたのは女子飛板飛込シンクロと男子高飛込。

女子飛板シンクロでは中国のペアが段違いの実力を発揮した。しなやかかつダイナミックな動きでしっかりと飛板をしならせ、高さ、スピード、入水まできっちり合わせ、ため息が出るような演技を披露した。手先からつま先までピシッと意識の届いた「美しい飛込」に観客席では割れんばかりの拍手が起こった。
地元の大歓声の中、中学生ペアの安田舞と金戸凜は、前半2本の指定選択飛で息の合った美しい演技でトップの中国ペアにピタリとつけた。自由選択飛ではやや入水に乱れが出て点数が伸びない場面があったが、これまでの練習で積み上げてきたことを出し尽くした2人に大きな拍手が送られた。これからも2人切磋琢磨して大きく成長してもらいたい。




最終種目は男子高飛込。大会の花形であるこの種目では、前評判から中国の2人の選手の演技に注目が集まった。
その1人 YANG JIAN は過去に109Bで10点満点の123点という世界最高得点を出したことのある選手で、彼が台の上で構えると関係者らが動画を撮る姿があちらこちらで見られた。
この2人は特に後ろ宙返りの入水が素晴らしく、207Bと626B、307Cでは9点から10点という得点を出し観客席ではどよめきが起こった。観客たちは彼らの演技に魅せられ大きな拍手を送った。
翼ジャパンからは大久保柊と岡島太一が出場。世界のトップに食らいついたが、2人とも動きに硬さが見られ本来の演技をすることができなかったようだ。
日本選手権2連覇の岡島は試合前の不調で心配されたが試合は何とか持ち直した。全般的に踏み切りが流れたことで入水にブレが生じなかなか高得点には繋がらなかったものの、辛抱の飛込を続け銅メダルを獲得。これで翼ジャパンのメンバー12名全員のメダル獲得が決まった。
大久保は109Cに挑戦したが回転不足でショート。その後は207C、5253B、307Cを無難に決めなんとか追い上げたが順位を上げられず4位。ほろ苦い個人戦デビューとなった。


写真提供  PICSPORT

今回の大会を通して翼ジャパンの選手たちそれぞれに課題が見えたことだろう。
東京オリンピック2020大会までの間にこの課題をどうクリアしていくのか。その壁を選手とコーチ、そしてすべてのスタッフが力を合わせて登っていく覚悟を問われた大会となったのではないだろうか。


最後に、大会を運営してくださった関係者の皆さま、素晴らしい英語のアナウンスを1人でこなした山下藍奈氏、審判団の皆さまに心からの御礼を申し上げます。ありがとうございました。
そして応援してくださった皆さま、心に届く応援をありがとうございました!

翼ジャパンスタッフ一同


アジア選手権3日目、男子高シンクロで渾身の銀メダル!



第10回アジア選手権は19日に3日目を迎え、男子高飛込シンクロと女子飛板飛込が行われた。

男子高シンクロは5カ国のエントリー。その中でも中国チームは抜群の高難易度種目を揃えてきており、練習から素晴らしい演技を見せその活躍が期待された。
この試合は参加数こそ少なかったものの日本に続いてインドネシアとイランも高い難易度を揃えてきており、日本にとっては油断のならない試合となった。 
中国は順調に高得点を重ねていったが、5本目の演技をショートするという痛恨のミス。試合前の練習では完璧な仕上がりを見せていただけに、飛込競技は試合で何が起こるかわからない難しさがあることを改めて感じさせられた。ラストの109Cを無難に決めた中国は今大会5つ目の金メダル獲得となった。
日本からは大久保柊と金子舜汰が初の国際大会デビュー戦。演技順1番目という硬くなりがちなスタートを無難に決めた2人は、前半2本の指定選択飛をきっちりと決めいい流れで自由選択飛につないだ。自由選択飛1本目の207Cを決め波に乗ると思われたが、続く107Bでは力んだことでズレが生じる痛恨のミス。しかし続く407Cと5253Bでは個々の演技でノースプラッシュを出し、自己ベストの得点で銀メダルを獲得した。



続く女子飛板飛込では中国の2人が強さを見せた。筋肉量が多く柔軟性のある身体で大きく飛板をしならせ、高さとスピードのある素晴らしい演技を連発。観客席からはため息が漏れた。
日本の板橋は1本目、5152Bを無難に決めると2本目の205Bはオーバー目に、続く305Bではややショート目と辛抱の演技が続いたが、4本目の405Bをきっちりと決めた。ラストの107Bはオーバー目ではあったが、板橋らしいスピードのあるジャンプに観客席からは大きな声援と拍手がわいた。結果、板橋は初日の女子高飛込に続いて2個目の銅メダル獲得となった。
日本代表の2人目は今大会最年少13歳の金戸凜だ。シニア国際大会のデビュー戦となった今大会では緊張から表情に硬さが見られたがとてもよく板が踏めており、小さな身体が大きく見える程ジャンプの高さでは他の大柄な選手たちに見劣りしなかった。入水をオーバーするミスはあったものの、今後の成長が楽しみな選手の1人である。








写真提供  PICSPORT

アジア選手権2日目、坂井、須山が中国の一角を崩す!



第10回アジア選手権は2日目を迎え、女子高飛込シンクロと男子飛板飛込が行われた。
女子高飛込シンクロは中国チームが強かった。練習ではズレも見られ不調かと思われたが、試合では高難易度の演技をきっちり決め危なげなく優勝した。
日本の佐々木那奈・荒井祭里ペアは地元開催で少し気負ったか、珍しく踏み切りのズレが見られ苦戦したが、ラストの5235Dを決めて銀メダルを獲得した。




男子飛板飛込には16名の選手が出場。中でも109C、5156Dを選択している中国のPENG Jianfeng が高さとスピードで圧倒的な演技を見せ優勝した。彼が飛ぶ時には観客席にいる若いダイバーたちが一斉にカメラを向ける姿があちらこちらで見られた。
日本の坂井丞は彼の持ち味であるスピードを生かし、しっかりと入水を決めて観客をわかせた。もう一人の代表須山晴貴はシニア国際大会デビュー戦ながら見事な演技を繰り返し、特に407Cの素晴らしい入水に観客の拍手がしばらく鳴り止まなかった。そして4ラウンドあたりから中国のPENGが1位、坂井は2位、須山の3位というランキングを崩すことなく、このまま最終的に坂井が銀メダル、須山も銅メダル獲得となり、中国の一角を崩して日本代表の2人ともが表彰台に乗るという快挙を成し遂げた。

このいい流れで明日からの後半戦に臨みたい。












写真提供  フォート・キシモト


第10回アジア選手権開幕!

東京辰巳国際水泳場にて17日、第10回アジア選手権が開幕した。
大会は4日間ともシンクロ種目が10時半から、個人種目は11時40分スタートとなっている。

大会初日、1試合目は男子3M飛板飛込シンクロが行われ8カ国が参加。日本からは日本体育大学の学生ペア、長谷川英治と荒木宥図が出場した。
試合は中国チームが1本目からトップを譲らず、世界トップレベルの力を見せつけた。日本チームはとてもいいスタートを切り順調に点数を積み重ねていたが、5本目の入水にミスが出て得点を伸ばすことができず、順調に得点を重ねていたイランとシンガポールと日本の銅メダル争いとなったが、ラスト1本の405Bを決めた日本が銅メダルを勝ち取った。

初日の2試合目は女子高飛込決勝。ここではリオデジャネイロ五輪銀メダリストのSI YAJIE選手が出場し、注目を浴びた。
リオ五輪よりふっくらした印象のSI YAJIE選手だが世界トップクラスの演技は健在。安定した演技でトップを譲らなかった。
日本からは20年ぶりにオリンピックで8位入賞した板橋美波がオリンピックでは封印していた109C(前宙返り4回半抱え型)と207B(後ろ宙返り3回半エビ型)を披露するという情報からメデイアが大注目。そんな中109Cを見事に決め板橋が銅メダルを獲得した。
また、佐々木那奈は素晴らしい演技を重ねノースプラッシュで観客をわかせたが、惜しくも305Cのオーバーが順位に響き4位となった。



写真提供  PICSPORT


写真提供 フォート・キシモト

エリート小学生強化合宿が開催されました!

平成28年度のエリート小学生強化合宿が11月11日(金)から13日(日)まで、国立スポーツ科学センターと東京辰巳国際水泳場にて実施されました。
JOCジュニアオリンピックカップ夏季大会から選抜された7名の選手たちは、自分たちが未来を担う翼ジャパンの一員であることを自覚し、一生懸命課題に取り組みました。

参加選手は以下の通り。

男子選手
・伊熊扇李(トビウオJr  DC)
・増山悟空(小松DC)
・二羽倖駕(小松DC)
女子選手
・辰己 蓉(高知SC)
・佐々木音華(米子DC)
・望月来華(大分DC)
・関野思衣(栃木DC)


赤羽にある国立科学スポーツセンターで、まずは身体作りに必要な栄養について学び、普段の食事の取り方について考えました。
アイスブレーキングでは、チームの一員であることの自覚や協力し合うことで生まれる強い力を実感しました。
また、他競技見学として今週末に行われるアジア選手権に出場するシンクロナイズドスイミングのナショナルチームの練習を見学させて頂きました。同じ採点競技ですが「もっと!もっと!」と頂点を目指して努力する姿に「我々ももっと頑張らなくては!」と気持ちが引き締まりました。
安田千万樹コーチの講義では、翼ジャパンの一員としての心の持ち方について話がありました。



第1回のエリート小学生合宿から継続して行ってきたのは英会話の講義。将来日本代表として海外遠征に出向くことを想定し、今年は挨拶や自己紹介から発展して皆の前で英語で発表することにも挑戦しました。



最終日は東京辰巳国際水泳場へ移動し、基礎的な入水技術について徹底的に行いました。皆真剣な眼差しです。



3日間の強化合宿を終えた7名の選手たちが初日の不安げな表情とは打って変わり、最終日には希望と輝きに満ちた顔になっていたのが印象的でした。

選手たちは「未来を担う翼」が自分たちにあることを強く感じたことでしょう。
その翼を大きく羽ばたかせられるかどうかは「絶対にやるんだ!」という覚悟と地元に帰ってからの継続した努力にあります。彼らの取り組む姿勢とエネルギーあふれる行動に、明るい未来を感じた強化合宿となりました。

ご協力いただきました関係者並びに担当コーチの皆様方、ありがとうございました。翼ジャパンの一員としてこれからも飛込競技を盛り上げていきましょう!

第10回アジア選手権観戦チケットについて

11月17日から20日まで、東京辰巳国際水泳場で開催されるアジア選手権の観戦チケットについてのお知らせになります。
翼ジャパンプログにて観戦チケットについてのご案内をしておりましたが、本日をもちまして終了とさせて頂きます。
たくさんの申し込みありがとうございました。

シンガポールGP大会でメダルラッシュ!

ワールドグランプリシリーズ最終戦は11月4日から6日まで、シンガポールで行われた。日本からは若手8名の選手が参加した。
今大会は次世代を担う若手選手が集まった試合となったが、日本代表の8名全員がメダルを獲得するという素晴らしい成績であった。
選手それぞれは次に向けた課題も見え、収穫の多い大会となったようだ。次の目標に向け、新たな課題を胸に次へのステップとしてもらいたい。



アジア選手権の代表選手が発表に。

11月17日から20日まで、東京辰巳国際水泳場で開催されるアジア選手権の代表チームメンバーが発表になりました。




大会スケジュールは以下となります。

17日…女子高飛込、男子3Mシンクロ
18日…男子飛板飛込、女子高シンクロ
19日→女子飛板飛込、男子高シンクロ
20日→男子高飛込、女子飛板シンクロ


多くの方に観戦していただきたく、飛込委員会では観戦チケットを用意しました。ご希望の方は、観戦したい日にちとチケットの枚数を以下の窓口(担当、野村)までメールにてお知らせください。チケットの受け取り方法などは後日メールにて対応させて頂きます。

これからも翼ジャパンの応援、よろしくお願いいたします!

窓口  (担当:野村)

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